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五十肩・肩の痛みでお悩みの方へ!

五十肩

五十肩って何だろう?

五十肩とは別名“肩関節周囲炎”であります。字の如く、肩関節の周囲で起きた炎症症状であり広く相対的に示します。使いやすい言葉のため広く普及したものと思われます。全人口の2~3%かかるとされおり筋力が弱くなったり周辺組織が劣化していくことで起こるため退行性変化の1つでもあります。とりわけ、40~50代での発症が多い五十肩ですが30代前半~70代の方まで同じような症状を訴える方もみえます。ですので、誰にでも起こりえるものと捉えています。厚生労働省の調べによると70%の発症率と言われており、国民病と言っても過言ではありません。

 

実際の所、なぜ痛くなるのか?は多くの見解があり未開発の部分もあります。1回かかると平均で1~2年は痛みが続き、7年後に35%の人が痛みが残ると報告もあります。ですから、五十肩の痛みの解明は非常に大切なことであります。

 

日常生活の自由を奪う五十肩

五十肩(肩の痛み)をお持ちの方はこのようなお悩みはありませんか?

  • 手が後ろに回らない
  • 手が耳の高さまでしか挙がらない
  • 夜中に疼くような痛み、静止時の痛み
  • 反対側の脇の下に手が届かない
  • 服の着替えがしづらい

など、お困り患者さんを多く診てきました。“骨に異常があるのではないか?”と思い整形外科へ受診するも

『ほっとけば1年2年で良くなるよ。』・『骨に異常はないですね。とりあえず肩に注射をしましょう』と言われることがほとんどであります。一時的な痛みと診断されても一向に回復せず、むしろ重症化するケースも存在します。

その痛みの向こう側には…最悪うつになることも。

五十肩の痛みの向こう側には明るい未来がみえますか?1年、2年先に肩の動きを取り戻した自分が写っているでしょうか?

長期間放っておくと肩関節が硬くなり痛みを感じなくても動きが悪くケースがみられます。動きが悪くなると上記に記した症状を感じていると思います。また、肩甲骨と上腕骨を繋いでいる腱板が切れて修復困難になることもあります。わずかに感じていた痛みも腱板が切れることで尋常ではない痛みとなり日常生活に支障をきたしてしまいます。腱板を修復するためには、高額な手術を受ける必要性があります。このようにわずかな痛みの向こう側には、いつ爆発するかわからない爆弾を抱え続けることになるのです。

肩が痛くなると『五十肩だ、自分もそういう年になったのか』と自己判断で納得する人がいますが決してそのようにはしないでください。

痛みや日常生活の動作制限は、生活の質を低下させ、不自由な状態と言うストレスを作ってしまいます。これまで何も考えず出来ていたことが出来なくなるストレスは、本人が思っている以上に大きくのしかかり、イライラの増強、集中力の低下、やる気・モチベーションの低下を引き起こします。このような状態が続くと精神的に落ち込み最悪うつになるケースもみてきました。

病期について

①急性期

痛み始めて1カ月以内を示します。痛みが強い場合は無理に伸ばしたり負荷をかけないでください。硬いから・痛いからと思って無理に動かすと炎症部分に負担が掛かり、組織を痛めて悪化する可能性もあります。

②拘縮期

筋肉などの周辺組織が硬くなり動きに制限をきたします。短い人で1か月、長い人で1年程ある人もいます。

③慢性期

激痛が治まり筋肉が硬くなり動きづらさが残っている時期です。②と被ることがほとんどであります。

原因は何だろう?

外傷と違い日々の積み重ねが肩こりを生み、ある日突然五十肩となって姿を現すのが特徴であります。不良姿勢・パソコン、スマホの使い過ぎなど腕や肩を長時間に及び酷使することで、将来的なリスクは高まります。

姿勢

長時間運転する環境・長時間デスクワークを強いられるなど同じ姿勢が続く作業をしていると持続的な負荷が一点にかかり肩の動きを固めてしまいます。スマートフォン・パソコンでの作業も一因になるのも言うまでもありません。

・ストレートネック

壁を背に立った時にお尻・肩甲骨・後頭部の3か所が壁についているかを確認します。

後頭部が壁に付かないようであれば注意が必要です。

・巻き肩

畳やフローリングなど硬めの平らな所で仰向けで寝たときに肩が床から浮いていないかを確認します。浮いていれば注意、特に浮いている方の肩であります。

筋肉の拘縮

拘縮の原因は運動不足と痛みからの回避が考えられます。後者に関して言えば、痛みをかばうために筋肉を硬くして、拘縮状態を作ってしまいます。その状態を続けた結果、筋肉量が減少してしまい症状が悪化していくことがあります。

姿勢が悪いと言われると背筋を伸ばす人が多いように背骨や体幹の問題と思われがちです。しかし、下半身が体幹を支え、その上に肩があり頭部を支えているわけです。よって、肩関節は下半身の影響を受けやすいと言えます。膝痛や股関節痛など下半身に痛みがあるときには猫背になりやすく、肩こり・五十肩になりやすいと言えます。丸めたポスターが広げても丸まったままのように身体のクセがついてしまうと元に戻りにくくなるのでよい姿勢を維持しましょう。

姿勢や筋肉の拘縮により、眠りに問題きたすこともあります。それは、胸の筋肉を硬くしてしまい呼吸を浅くしてしまいます。猫背になると腹部を圧泊した状態となり、胸郭が十分に広がらないことで呼吸が浅くなります。

癒着

長期の炎症になると治る過程で筋肉が癒着を起こし関節可動域が制限されてしまいます。最悪全く動かない状態を作ってしまいます。この状態が五十肩で一番厄介なパターンであります。この癒着を防ぐために炎症期以外では出来る運動をすすめています。

スポーツで痛めることも

ゴルフやテニスをやっている人でも起こります。ゴルフに関して言えば、股関節の動きが悪くなり腰痛を発症してしまいます。すると腰から肩への連動ルートが遮断され『肩打ち』になります。一見、飛距離が出ていいスイングに感じるのですがテイクバックやフォロースルーのときに肩の筋肉を伸ばしてしまい負担を大きくしてしまいます。その結果炎症を起こし痛みに変わっていきます。

ストレス、不安事、ショック

悩み事を抱えクヨクヨしていると下を向き姿勢を悪くしがちであります。“はぁ…”とため息をついてしまいます。ため息をつくことで身体の酸素不足を解消している、一種の防御反応であります。人間は、疲れてくると重力に対して身体を支えることが出来なくなり、身体の構造上、前へ倒れる傾向があります。加えて、最も重い頭を一番上に乗せていることから必然的に前傾姿勢になってしまいます。

付随症状

何もしなくても痛い

これは筋力の低下を意味します。肩の重みを支えることが出来なくなり、痛みが出ます。何もしなくても肩が痛いのは、筋肉がなくなり状態が悪化しているとも言えます。

腕が痺れる

肩関節が固くなり周りの首や胸の筋肉も硬くなります。するとその筋肉を通過する神経が圧迫を受け、痺れを呈します。頸神経や腋窩神経の圧迫があることがあります。

夜間痛

寝るときは血流が悪くなり筋肉が硬くなりやすいのです。そのため、炎症をもった筋肉が寝ている間に硬くなり腕の重みで引っ張られて炎症部分に負担がかかり痛みが出てきます。また、骨内うっ血も考えられます。

骨には血管が入っていて血液を骨の中に送り込むことで骨に栄養が入っていきますが骨に入っていく血管と出ていく血管では菅の質に違いがあります。入っていく血管は弾性血管と言い骨に血管が入っていく際に周りの筋肉に圧迫されても血流が悪くなることはありません。しかし、出ていく血管は弾性組織ではないため筋肉の圧迫を受け骨から血液が出て行かなくなります。よって骨内でうっ血し骨が膨張し疼くことがあります。

腕が上がらない=五十肩ではない

五十肩は、肩関節の周囲組織に炎症や癒着が生じ、肩から腕にかけて自由に動くことが制限され痛みを生じます。そのため、腕が上がらないから五十肩であると思われる人も多いと思います。しかし、その発生原因は1つではありません。

腱板断裂・インピンジメント症候群

患者数は約600万人と言われ、50代以上の4人に1人と推計されています。字の如く腱板と言うインナーマッスルが縮み・切れたりしているものであり腕が上がらないと言う症状が出てきます。ほとんどの場合、棘上筋にトラブルがみられ姿勢不良・巻き肩が要因となり本来あるべき位置からズレ、収縮・緊張・硬化し余計なプレッシャーを受けます。この状態で腕を動かすと上腕骨頭と肩峰の間に挟れたり、摩擦が増えたり、骨棘が出来て損傷や炎症を引き起します。

上腕二頭筋長頭腱炎

上記と同じ機序で起こりえます。上腕二頭筋長頭腱は、肩甲骨の一部から始まり腱鞘と言うトンネルを通過するためここで挟れたり、摩擦が増えて損傷や炎症を引き起します。

寝違え

首を不自然な状態で長時間固定していると起こりえます。例えば、頬杖を付く・ソファーの肘掛けで寝てしまった・慣れない枕で寝てしまったなど肩甲骨内縁から首にかけて走る肩甲挙筋にストレスがかかることで発症することが多いと考えています。

胸郭出口症候群

胸郭出口とは第1肋骨・鎖骨・第1胸椎・胸骨で囲まれた部分でありここを通る神経や血管が圧迫され痛みや痺れなどを引き起こすものであります。もちろん、腕が挙がらないと言う症状もありますがその前に手・腕の痛み・痺れ特に小指・薬指に多く現れ、グーパーがしづらい・モノを落としやすくなったときは要注意であります。

この胸郭出口症候群の分別すると以下に分かれます。

・肋鎖症候群

鎖骨、第一肋骨のスペースが狭くなり神経や血管にダメージを与えしまうものであります。上記に書いたストレートネックが原因となることが多いと言えます。

・小胸筋症候群

大胸筋の奥にあるインナーマッスルでありこの筋肉の緊張により起こります。巻き肩など姿勢も大いに関連します。

石灰沈着性腱板炎

広義の五十肩になりますが腱板に石灰が沈着します。何らかの刺激で腱板内に石灰が溶け出し、それを覆っている肩峰下滑液包の一部が破れたりすると関節包内の内圧があがり免疫機能である白血球が盛んになり急激な炎症と共に激痛に襲われます。

最後に鑑別したい疾患

肺がん

関連痛が肩に出るためであります。肺癌では胸の痛みも伴い息をするだけでも痛いことがあります。何かヒューヒューするなど呼吸器に異常を感じているのであれば病院受診を勧めます。肺癌の術後の方は多く来ています。その点に関してはご安心ください。

腱板断裂

長期の肩の痛みは、筋肉の脆弱性を招き最悪切れることもあります。1度切れてしまうと元には戻りません。手術後が必要な場合は縫い合わせるような手法で行い、そうでない場合は周囲の筋肉を鍛えサポートできるようにリハビリしていきます。

腱板断裂の場合、自力で上げることは出来ませんが他動で耳横まで上げることが出来るのであればこの可能性が高いと言えます。

当院での施術

当院が大事にしているポイントは『人を診る・状態を診る』という事です。

五十肩は最初に書いた通り、肩関節周辺で起きた炎症症状であります。炎症の根源を探し施術を行っていきます。当院のほとんどの患者さんが整形外科・他整骨院で注射やリハビリをしても改善されず困り果てた方が来られます。重症度にしても高い人がばかりです。この状態を放っておくと関節が硬くなり、関節拘縮になる危険性もありますので決して簡単ではありません。

酷くならないように、元通りの姿を目指して最善の施術を行います。

進行性の疾患であるのにも関わらず、自然治癒を辿ると言われている五十肩を患うと何年も拘縮・疼痛を残す症例は稀でもありません。鍼施術では、発症から緩解するまでの過程をスムーズに移行させ、疼痛や拘縮を最小限に食い止めるのが目的であります。

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