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痛みや凝り感

痛みや凝り感について

多くの痛みや凝り感は、筋周囲の循環不全(血行不良)により起こります。原因は様々でありますが循環不全を起こすと温かい血液が届きにくいのでその箇所が冷えてしまいます。すると、筋肉等の柔軟性が低下して伸びにくくなります。

肩の凝り感があるとき、腰の張った感じがあるときに周囲より硬く感じるのはこのためであります。

また、筋肉は弾性繊維を含んでいます。この繊維は、冷えると硬くなり、温めると柔軟になる性質があります。筋肉は活動をするのでエネルギーを摂取し排出する“代謝”が盛んに行われます。しかし、凝り感・痛み(俗言う コリ)あるとこの代謝もうまく行われません。

人間の身体には、自らの身体を守るために実に様々な機能があります。

例えば、筋肉が切れないように筋紡錘が存在します。自由に活動できるのは筋膜の伸び縮みがあるからであり、筋紡錘がブレーキの役目を果たしてくれています。細部に渡り緻密な構造が私達の活動を支え、不自由なく生活できるのは、この安全装置のおかげであります。しかし、過剰反応や機能不全に陥ると安全だった信号が一気に危険信号へと変わってしまします。それが“コリ・痛み”の一因となり、現れることもあります。

凝りは筋肉の過緊張から

凝りの要因は循環不全であります。

循環不全が起こるのはなぜかを考えていきます。諸説あると思いますが真っ先に思いつくのは“筋肉の過緊張”であります。筋肉に過緊張があると血液の流れが悪くなります。患部は凝り固まり、圧痛が出現して場合によっては外見上明らかに腫れあがっている様子も見られるかもしれません。全ての筋肉がこうなるか?と考えると面白い事に気づきます。

 

“肩凝り”・“背中のつっぱり”・“腰の張った感じ”・“首凝り”・“ふくらはぎのつっぱり”

があるのに“お腹の凝り”・“肘凝り”が通用しないことであります。

 

肩や首に対して痛みの他に“凝り”と言う字がよく使われるのには腕や頭の重さの約10~15kgが常にかかっているからです。支えるためにも力が必要であり常に張力を発揮しています。背中や腰も同様であります。頭から骨盤(下肢の動きの中心)を常に支えています。私達は二足歩行であるためふくらはぎも必然的に負荷がかかります。

これらは抗重力筋と言って常に重力と向き合うことで身体を支えてくれている筋肉であるのです。

抗重力筋にかかる力は、姿勢保持目的など小さな力であるため気づきにくいのも事実であります。抗重力筋のように常時、緊張状態にあると血行不良にになりがちです。それは、筋肉は伸びたり縮んだりする特性があるからであります。常に緊張状態にあると言うのは収縮状態であります。反対の作用である弛緩がされないと血行不良になります。

長時間のデスクワーク、長時間の運転時に肩こりを感じやすいのは、視点を定めるために頭を支える首や肩の筋肉が緊張状態にあるからであります。

コリを揉んではいけない

気持ち良さもあり、自らの手が届く範囲と言うこともあり肩こりがあるとグリグリと揉んでしまう人がいます。浅い部分にしか手が行き届かないため、返って痛みをぶり返す『揉み返し』を起こしてしまうこともあります。そもそも、肩こりは筋肉がダメージを受けている状態を示し、そこを揉み叩いたりすることで筋肉を傷つけてしまうこともあります。

この傷を解したときに一瞬肩が軽くなりますが、傷を修復する過程で硬くなるのでさらにダメージを被ることもあるのです。

痛みについて

私達の所へ来られる動機で一番多い症状は痛みであります。

擦り傷で感じるちょっとした痛みから、ぎっくり腰のような激痛まで…

ありとあらゆる人生の中で体験した“痛み”は様々であります。

ところで、自分の身体の中で起きたトラブルなのに痛みを伝えるのはとても難しいと思いませんか?

“ズキズキ”・“ピリピリ”・“重だるい”・“刺さるような”など…

痛みの表現方法はあるものの痛みはあくまで主観であり伝えることが難しいものです。

痛みは日常でありふれた感覚であるため、それまでの体験・価値観やその時の状態・精神状態等で判断しやすく他人と共感するのが難しい感覚でもあります。

患者さんが訴える“痛み”とそれを理解する私達…

この間に認識のズレがあるとその後の治療効果にも大きな影響があります。

そのため

 

 

を重要視して施術をしています。背景にある色々な事柄を理解して『なぜ、痛みが起こっているのか?』を共有することで目の前の患者さんと共に前向きに取り組んでいけたらと思います。

痛みの意味、知っていますか?

火災報知機の役割

火災報知機とは現在の身体で起きているトラブルを知らせてくれます。ぎっくり腰であれば『腰が悲鳴をあげていますよ。』と言うお知らせであります。体のシグナルは“安静にして!治療して!”と言うものです。もしかすると、スケジュールの変更も余儀なくされるかもしれません。ただ、体のこのような働きかけにより無理が出来なくなり、さらに悪化するのを防いでいます。

慎重さ・警戒心を養う

日常生活での事故を未然に防ぐために“痛い”・“熱い”と言う感覚を養います。慎重に行動したり警戒することでもう二度と同じ目に遭わないように注意することが出来ます。

指に棘が刺さると“痛い”と言う反応が出て、棘は痛いものだと言う学習をすることが出来ます。痛みの学習機能と共に人間は慎重さを手に入れているのです。

痛みと姿勢

身体の危険信号は、言葉では伝えることが出来ず痛みでしか伝えることができません。

痛みは、危険から生命を守ってくれる大切なメッセージなので“痛いこと” に意味があるのです。痛いと感じた身体はこの状態から逃れようと、逃避姿勢をとります。左が痛ければ右に体を傾けて、左に負担が掛からないようにする姿勢をとります。

よく当院には『姿勢が悪くて肩こりになっていると思います。』と言う自己分析が出来る患者さんがいらっしゃいます。姿勢の悪さが原因となっているのならば、肩凝りに対して肩にアプローチしても意味がありません。

どうしても世の中の風潮としてはその場しのぎが主流になってきています。

原因を解決せず“症状だけ取り除く”のは、火を消さずに火災報知機を止めることと同じであり、さらに大きな問題を引き起こします。

~痛みは必要ない?~

先天性無痛覚症と言う病気があります。

これは生まれながらにして痛みを感じない病気であります。すると体の異常に気付かないため、怪我をしても気づきません。そのため、手足が壊死して致命的な障害を負うこともあります。それに痛みに対する学習機能も低下するので長生きはすることは出来ません。この意味でも痛みは身体を守るための大切なシステムであることがわかります。

姿勢×ストレス⇒疼痛の誘発

姿勢と言う言葉の意味には肉体的な姿勢を示す“見た目”があります。また、精神的な姿勢を示す“物事の向き合い方”・“考え方”と言う側面もあります。企業姿勢、戦う姿勢と言う言葉がわかりやすいと思います。日常生活における様々な出来事に対する“向き合い方”=“姿勢”が悪いとストレス症状(⇒健康への悪影響)に繋がる恐れがあります。

ストレスが引き起こす症状

  • 肩甲骨の痛み特に肩を動かしたときの内側の痛み
  • 不眠(イライラすることで交感神経が強く働く)
  • 手の震え
  • 首の痛み、不快感、動作時痛
  • 椎骨動脈が圧迫を受けることによる頭痛
  • 脳神経にも影響すると頭痛・疲れ目・耳鳴りめまいなど…

ストレスは生きていく上では避けては通れないものであります。大切なのは、ストレスに対してどのように向き合い、どう対処するかであります。ストレスに対する姿勢は生き様であり、生きる姿勢でもあるのです。

それが肉体的な健康にも影響するので真摯に向き合わないといけません。精神面・肉体面でも多大な影響を与えるストレスは、痛みを考える上で欠かせない要因になってきます。

筋緊張状態をさらに加速させるもの…『姿勢』&『精神』

筋緊張は、筋肉の使い過ぎによって起こると考えがちですが“筋肉をうまく使いこなせない状態”でも起こります。猫背に代表される不良姿勢は脊柱の動きを制限させることで筋緊張を生んでしまいます。姿勢が悪いと抗重力筋に過負荷がかかり本来の筋肉の役割を全うすることができません。

そして、日本の言葉も奥深いものであります。

『日本の言葉』(新島出著,創元社)にはこう書かれています。

「凝る」は「こころ」と同じ語源である。すなわち「こる」とは凝集していることを指し、 古代人が動物の腹をさいてみると臓腑がいっぱいつまって凝集していることに驚き臓腑のことを「こる」「こごる」といった。臓腑の中でも最も重要な臓腑は心臓であることから 「こる」「こごる」は臓腑をさす言葉となり、やがて心臓のことを「こころ」というようになった。従って「肩こり」は肩で「こころ」を表しているとも考えられる。

 

怒り肩→怒っている様子

肩を組む→親しく和気あいあいとした様子

肩を持つ→優しく味方をする様子

など、日本語が示す肩こりの様子は奥深いものであります。

発痛点は原因点であるか?

痛む箇所(発痛点)が必ずしも原因点であるとは限りません。

 

 

多くは、酷使した部分をそのまま疲弊した状態で筋肉が硬くなり、動きが悪くなり痛みが出現します。このとき、真っ先に動きに制限がかかるのは小さな筋肉であります。この筋を代償するために、他の筋肉がいつも以上の働きを要します。そして時間経過すると、それらの筋肉にも疲労が貯まり、動きに制限をかけます。

このように動きが悪くなっていくのは小さな筋肉からであり、はっきりと目に見える動きが制限されるときは小さな筋肉が疲弊し、大きな筋肉への連鎖している状態を示します。

これを逆説的に考えると、原因点は小さな筋肉であり最初に自らの働きを失った点にあります。今、痛みを感じる部位は、最後まで働いていた可能性が高く、原因点とは言えなそうです。

 

従って痛い所を揉んでも根本的な解決にならないのはここにあると言えます!

原因点が筋肉であれば、柔軟性が低下し血液やリンパ液が滞らせます。生活習慣の悪さなどで内臓にも負担をかければ内臓の働きを悪くします。日々活動する私達でありますが肉体労働の過多、人間関係によるストレス、異常気象など不調を助長してしまう要因は様々であります。

活動による“錆びつき”は、上記に上げた“ストレス”により起こります。この負担が掛かりすぎていると体の防衛機能が働きその箇所は固くなります。この“錆びつき”は、老化現象と同様になかなか自覚することができません。病気や不調により気づいたときは他の場所へ影響を及ぼし、痛みの原因となっていることが多いです。

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