頭痛
頭痛をしたことがない人は今までいないと思います。頭痛と言っても様々な種類があります。国際頭痛学会では『頭痛は患者さんにとって大きな苦しみであり経済損失も大きい』として、日常の頭痛(筋緊張型頭痛・片頭痛・群発性頭痛)に対する対応の重要性が確認されました。
『筋緊張型頭痛』について
首から肩、背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張することで、血行が悪くなって頭蓋骨を包んでいる筋肉が持続的に収縮するために起こる頭痛であります。
このような症状ありませんか?
- 肩こり、頸こりがある
- 毎日のように一定の鈍い痛みがある
- 頭全体が締め付けられるような重い痛み
- 温めた方が冷やすより症状が楽になる
- 軽いめまいを伴うことがある
- ストレスを抱えると痛み出す
≪対処方法≫
・温めること
・ストレッチ
『片頭痛』について
頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こすためと考えています。比較的若い女性に多く見られます。遺伝もしやすいと言われている頭痛でもあります。
このような症状ありませんか?
- 痛みの前に視界に光が現れる
- ズキズキと脈を打つように強い痛み
- 頭を動かすとガンガンと頭に響く
- 月に数回起きる
-
吐き気を伴うことがある
≪対処方法≫
・冷やすこと
・暗い部屋で静かに横になること
片頭痛の場合は、仕事が出来ない、学業に支障をきたす、家事ができないなど…日常生活に支障をきたすことが多いと思います。薬剤の進歩などがあり様々な治療法はあるものの的確な診断はなされず“頭痛”でお悩みの方は相当いると思います。片頭痛と言う名前から“片側性”の頭痛、拍動性のズキン・ズキンとした頭痛だからと言って“群発性頭痛”と言う特徴にこだわりすぎてはいけません。
『群発性頭痛』について
中年男性に多くみられます。アルコールや亜硝酸薬により誘発されやすいと言われています。突発する一側性眼窩周囲の激痛(拍動性のズキン・ズキン)、顔面の発赤、流涙が現れます。