身体の歪みを気にするときは主に骨盤の歪み
身体の歪み~骨盤の歪み~
身体の歪みと言うとどのようなものをイメージしますか?
肩の高さ、肩甲骨の位置、脚の開き、目の開き、口の開き、膝の向き、脚の開き、足の長さ等ありますが…
一番は
『骨盤の歪み』なのではないのでしょうか?
骨盤の歪みは特に容姿に関わる事ですから老若男女問わず気にされることと思います。
世の中には、色々な商品が出回り
『〇〇をすれば、マイナス〇kg』
『〇〇を食べれば、健康になる!』
と言う宣伝に食いつきそうになりますが一時の流行であります。
歪みに関しても様々なツールが出回っています。
足底から整えたり、坐骨から整えたり、背骨から整えたり
…と10年後のも同じことをやっているでしょうか?そもそも、同じメソッドで治るのであればもっともっとメディアで取り上げられ、論文化されても良さそうです。
私が思う“身体の歪み”と言うのは歪んで当たり前と言うことです。
生まれつきの側弯症等器質的な要因を除き、私達人間が活動するときは歪まないと円滑に動くことが出来ないのであります。まるで一昔前のロボットの動きになります。
わかりやすいのは歩くときであります。
一歩前へ出す側の骨盤と軸足となる足側の骨盤間では捻じれが起きます。
この骨盤の相反した動きがないとまるでロボットのような硬い動きになってしまいます。歩くだけでも動きが異なる骨盤部でありますのでスポーツ動作など特異的な動作になるとなおさら複雑な動きになり、ある程度の歪みが必要なときがあります。
ここでの疑問が…
『一体身体の歪みはなんだろう?』
『歪みと痛みの関係は?』
…と出てくると思います。
簡単に言えば、歪むのは当たり前であり気にすることはないと言うことです。
でも問題なのは…
『歪んだ状態のままになっていること』であります。
身体にはリセット機能があり、それを自然治癒力と表現することがあります。
その機能がうまく働かず、外見上の歪みがあることや自分で鏡を見て気になるようだったらなおさらであります。
肩凝りや腰痛、胃のむかつき、精神的にイライラが続くなど症状があれば治療をおすすめします!骨盤が動くと言うのは、骨ではなく筋肉が行っていますがその筋肉の柔軟性が乏しくなり動きに制限が加わります。そのときに痛みが出たりします。
このような考えの元々あった身体へ整えていくのが当院の施術であります。
人間、歪んでいて当たり前!
人間は、左側に重心をおく生き物と言うことに気づきましたか?
陸上競技など周回する競技は全て左回りの設定になっています。これは人間の生まれながらにしてもった重心が深く関わっています。自転車を乗っていても右折よりも左折の方がしやすいと思います。
人間が休めの姿勢をとっているときは、無意識のうちに左足に重心をおき右足を少し浮かせています。これは、バランスを崩した時に利き足を浮かせ、自由度を高めた方が反応速度を高めておける利点があります。このように考えると右足が外旋・左足が内旋しやすい人が多いことが納得出来ます!
股関節の非荷重側(右)は、外旋してつま先は外側に向きます。
また、荷重側(左)は内旋してつま先は内側に向きます。骨頭が内旋するため“仮性短縮”になりやすいとも言えます。
“ちょっとした脚の長さは気にしなくても良い”と言うのが私の考えであります。
歪みの要因について…
人の動きを滑らかにするために必要な“歪み”ですが歪んでしまうには訳があります。
複雑な人体の生理機構について紹介します。
臓器配列
肝臓は右側、腎臓は両側、中心から左にかけては心臓など…
人は生まれながらにして臓器配列は決まっています。もちろん、臓器にも重さがあり“先天的に肝臓が大きい”と言う人も存在するくらいです。それに臓器の疲労が加わると臓器の位置の変化や質量の増加などが考えられます。
人の身体は左向きに出来ている
陸上トラック競技でも左周りが常用されているのがわかりやすいと思います。 これは右利きや左利きには関係ありません。右足で蹴り、左足で方向付けと言う体の法則に担っています。
生活習慣
脚を組む、片方の歯で噛む癖があるなど
…様々な生活習慣があります。
これらの生活習慣により体が歪むこともあります。ただ、体の疲労をカバーするために歪んでいることも考えられます。
猫背とわかっているけどなってしまう方が多いのも現状であります。
心と身体は一緒であるこれは、心身一如と言う言葉に代表されます。 “怒り肩”や“肩で息をしているよう”と言う言葉があるように外見で目立つ肩と心の様子を表した言葉が多彩にあります。これらストレスによっても体は歪みますので見えないものにも注意を払う必要があります。
リセット機能(自然治癒力)の低下
大人と子供を比べても悩みが多いのは大人であります。来院される年齢分布をみても圧倒しています。身長の伸びが止まった10代後半は、ほぼ大人の身体になっています。やがて20歳近くになると大人の身体になります。
そうすると今まで感じなかった箇所にトラブルを抱えてしまいます。この要因は、一種のリセット機能の低下と言えます。
「寝ても疲れがとれない。」
「起きたら頸が回らなくなっていた」など…。