NEW寝返りで目が覚める左腰のズキッとした痛み
症状
50代男性が左腰部の鈍いズキッとした痛みを訴えて来院した。症状は来院前日の朝、通勤中に出現し、数時間後にピークを迎えた。その後徐々に軽減したものの痛みが残存していた。痛みは動作時に増強し、特に寝返りの際に強く、前夜は痛みで目が覚め熟睡できなかった。また、トイレなど低い位置からの立ち上がり動作でも痛みを感じていた。医療機関での受診歴はなく、腰痛以外の随伴症状は認められなかった。初診時の動作確認では、うつ伏せ姿勢をとると腰痛が増強し姿勢を保持できず、腰部を反らす動作でも痛みが誘発された。
-
来院者
男性
50 代
-
期間
2026年1月 ~ 2026年1月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
初回施術では、まず腰部と股関節周囲の緊張を緩和する目的で手足のツボに鍼をした。施術後、うつ伏せ姿勢が可能となったため、続いて下半身の緊張を取り除く目的でハムストリングスのツボに鍼をした。この時点で腰部を反らす動作での痛みは大幅に軽減したが、わずかに残存していた。最後に腰部のツボに鍼をしたところ、反る動作での痛みも完全に消失した。施術後、症例者は腰痛がなくなったことを喜んでいた。その後、症状の再発についての報告はなかった。
使用したツボ
まとめ
通勤中に発症した急性腰痛に対して、手足のツボから段階的にアプローチすることで、初回施術で症状の完全な改善が得られた。うつ伏せ姿勢が困難であった状態から、遠隔部位への施術により姿勢保持が可能となり、その後ハムストリングスと腰部への施術を加えることで、動作時痛も解消された。急性腰痛に対して、局所だけでなく下肢を含めた全体的な筋緊張の緩和が有効であることが示された症例である。日常生活動作の制限も解消され、良好な予後が得られた。
担当スタッフ
洲崎 和広






