NEWソフトテニスで左膝外側にズキッとした鈍痛、サイドステップで痛む
症状
10代女性。1か月前からソフトテニスの練習量が増加したことで左膝に痛みが出現した。左膝外側にズキッとした鈍痛があり、荷重時や膝関節を曲げる動作時に痛みが増強する。発症から2週間後に整形外科を受診し、膝蓋腱炎の疑いと診断された。1週間の安静を指示されたが改善せず、セカンドオピニオンでは異常なしとの診断であった。スポーツのパフォーマンス低下が著しく、特にソフトテニスの特性であるサイドステップ動作時に痛みが顕著であった。初診時の動作確認では、患側荷重時のサイドステップで痛みを伴い、うつ伏せでの膝関節屈曲運動において可動域制限が顕著に認められた。
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来院者
女性
10 代
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期間
2025年12月 ~ 2025年12月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
2回
施術と経過
初回施術では、膝関節の動きに関連した臀部のツボに鍼をしたところ、うつ伏せでの膝屈曲動作が大幅に改善した。続いてサイドステップ動作を確認したが若干の痛みが残存していたため、膝裏のツボと背中のツボに鍼をした。施術後、サイドステップ時の痛みは消失し、症例者は大変喜んでいた。2回目の施術では同様の方針で行い、新たに左足関節の背屈制限が認められたため、関連する臀部のツボに鍼をした。施術を重ねるごとに症状はかなり良くなり、2回の施術で大幅な改善が得られた。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
ソフトテニスの練習量増加に伴う左膝外側の痛みに対し、膝関節の動きに関連した臀部、膝裏、背中のツボへの鍼施術を行った。整形外科では膝蓋腱炎の疑いと診断され安静を指示されたが改善しなかった症状が、2回の施術で大幅に改善した。初回施術で臀部のツボに鍼をしたことで膝屈曲動作が改善し、さらに膝裏と背中のツボへの施術でサイドステップ時の痛みが消失した。2回目では足関節の背屈制限にも着目し、関連する臀部のツボに施術を行った。膝の痛みに対して、膝局所だけでなく臀部や背中など関連部位への施術が有効であった症例である。スポーツ動作における機能改善を重視したアプローチにより、短期間でのパフォーマンス回復が実現できた。
担当スタッフ
洲崎 和広






