NEW歩行困難になった左膝全体のズキンとした痛みと屈曲制限
症状
50代女性が左膝の痛みを訴えて来院した。1ヶ月前から清掃業を始めたところ、徐々に膝の痛みが出現し、来院前日の仕事中に激痛が生じた。翌朝には歩行も困難なほど悪化し、左膝を曲げることができない状態となった。左膝全体にズキンとした痛みがあり、動作時に特に強く感じられた。歩行時の痛みにより日常生活全般に支障をきたし、仕事にも行けない状況であった。整形外科を受診したところ、右膝の軟骨に年齢相応のすり減りが認められたが、痛みが出ている左膝は画像上では明らかな異常は見られず、痛み止めと湿布で経過観察となった。他の体調的な違和感は特に訴えていなかった。
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来院者
女性
40 代
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期間
2025年12月 ~ 2025年12月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、膝関節の屈曲可動域が90度未満に制限されており、特に膝の内側に強い緊張が認められた。膝の動きに関連した足首と臀部のツボ、さらに内転筋に関連した背中のツボに鍼をした。施術中、内側の痛みが顕著になったため、関連する腰部のツボに追加で鍼をしたところ、痛みは解消された。初回の施術で症状は改善し、その後の経過報告はなかった。
使用したツボ
まとめ
本症例は、清掃業という新しい職業による過度な膝への負担が原因と考えられる左膝痛である。画像診断では明らかな異常が認められなかったが、膝関節の可動域制限と内側の緊張が顕著であった。足首、臀部、背中、腰部のツボへの施術により、膝周囲の筋緊張が緩和され、痛みと可動域制限が改善した。特に施術中に内側の痛みが顕著になった際、腰部のツボへの追加施術が効果的であった点が特徴的である。初回施術で症状が解消されたことから、筋骨格系の機能的な問題に対する鍼治療の有効性が示された症例である。
担当スタッフ
洲崎 和広






