仕事で腰を反らすと痛む腰椎ヘルニア疑い
症状

溶接業に従事する方の腰痛で、2週間前から仕事中に症状が出現するようになった。腰椎下部にズーンとした重たい痛みがあり、動作時に増強する傾向がある。安静時は症状が落ち着くものの、仕事中の痛みが夜まで持続し、不眠の原因となることもある。医療機関では腰椎椎間板ヘルニアの疑いと診断され、生活上の注意を促された。また、左側の背部から肩にかけても痛みを伴っている。
-
来院者
男性
30 代
-
期間
2025年9月 ~ 2025年9月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
初診時、腰部の伸展動作で痛みが誘発され、後方への反り動作が制限されていた。臀部の筋緊張が顕著であったため、その部位のツボに鍼をした。その後、脊柱起立筋の緊張緩和を目的とした施術を行った結果、動作時痛が大幅に改善し、可動性も向上した。
使用したツボ
まとめ
仕事による負荷が原因と考えられる腰痛に対して、臀部と脊柱起立筋への施術が著効を示した症例である。腰椎椎間板ヘルニアの疑いがある中で、筋緊張の緩和により即時的な症状改善が得られた。職業性の腰痛に対して、的確な部位への鍼施術が有効であることが示唆された。今後は予防的なアプローチも含めた指導が重要と考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広