NEWスノーボード後の膝裏痛、正座時の改善例
症状

3か月前にスノーボードで転倒した際に膝を負傷し、その後痛みが続いたため整形外科を受診したところ、前十字靱帯部分断裂の疑いと診断された。保存療法としてストレッチなどを行い、痛みは徐々に軽減したが、正座をした際に膝裏に痛みが残る状態が続いていた。日常生活には大きな支障はないものの、正座時の痛みが気になり、このままではスノーボードを再開することが難しいと感じていた。膝裏の痛みは動作時にのみ感じられ、他の体調的な違和感は特にない。
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来院者
男性
40 代
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期間
2025年5月 ~ 2025年5月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では膝裏に緊張が見られ、正座をすると痛みが生じることが確認された。施術では膝裏の緊張に関わる腰部のツボと、膝の動きに関わる臀部のツボに鍼を行ったところ、痛みが軽減した。さらに股関節の動きを整える施術を加えると、正座時の痛みが完全に消失した。初回施術後、症例者は正座時の痛みがなくなったことを喜び、その後の症状の再発も報告されていない。
使用したツボ
まとめ
膝裏の痛みは膝そのものだけでなく、腰部や臀部、股関節の動きが影響している可能性があることが示唆された。今回の施術では、膝裏の緊張を緩和するために腰部と臀部のツボに鍼を行い、さらに股関節の動きを整えることで痛みが消失した。症例者は正座時の痛みがなくなり、日常生活への支障が解消された。今後も膝の動きに関わる部位の調整を行うことで、スノーボードの再開に向けた準備が進むと考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広