3日前のスキーで悪化した腰痛

症状

3日前、家族でスキー旅行に出掛けた。初日の移動時から腰部に違和感を覚え、スキーをし終えたときに痛みが顕著となってきた。その晩にピークを迎え、身体を少し動かすだけで強い痛みを発した。翌日、少し軽減されたがスキーを出来る状況ではなくホテルで安静に過ごした。寝ていると楽だが動き出そうと思うと腰部にズキッと刺すような痛みを感じる。歩容も右臀部が気になることで小股になっていた。生活の中で最も辛いのは、車の乗り降りである。

施術と経過

座位では右の臀部が痛く、腰の動きの確認すると屈曲制限がみられた。まずは立ち上がり動作時の制限から小指のツボに鍼をすると前方に重心をかけることが可能になり動きが滑らかになった。次に屈む動きをみると仙腸関節部・臀部に痛みを訴えたため関わる背中・臀部足のツボに鍼をした。仕上げに肩甲骨にあるツボに鍼をすることで本来の動きを取り戻した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 六谿R
• 臀人R
• T4(1.5)R
• 光明R
• 肩貞R

まとめ

仙腸関節部の緊張に目を向けました。この部は腰部の動きの起点になることから結果的に効率的な施術を提供することが出来ました。また安静にしてても取り切れない痛みこそ、このような部位に緊張が残ることが多いのでチェックを欠かすこと出来ません。

担当スタッフ

洲崎　和広