顎関節症の改善例
- 開口しづらい・おにぎりが食べづらい
- いつも頑張って口を開けている
- 閉口時にガリッガリッと音がする
- 顎関節が痛い・重い
- 歯科医院で口を開け続ているのがツライ
など、顎関節のトラブルで悩む方を多く診てきました。
症例15
症例14
症例13
症例12
症例11
症例10
症例9
症例8
症例7
症例6
症例5 3か月前から食事がしづらい
症状と来院理由
3か月前、欠伸をしたときにガクッガクッと顎関節に音が鳴りそれ以来ずっと顎関節に痛みを抱え食事も食べづらいほどになった。コロナの影響もあり外出(治療)は控えていて解除になった6月から動き出した。まずは歯科医院を受診し、下の歯のみのマウスピースを作成した。マウスピースは安静時の炎症を抑えるものであり、どうも改善もみられなくインターネットで「顎関節・整体」で調べると当院がヒットした。
・口が開けづらい(1横指~1横指半)
・食事がしづらい
・噛みしめるとときに疼痛が伴う
が主要な症状であった。
来院者
60代 女性 会社員
来院日
2020年 6月
施術とその後の経過
1回目、顎関節・その周辺を探ると肩甲骨内縁に強い緊張がみられた為その部に鍼をした。また、胸鎖乳突筋部に強い緊張がみられたため手の甲のツボで対応した。
最後に顎関節の調整(活法)を行い、仕上げた。2横指半ほどに回復した。
2回目、『帰って鏡をみると左の口角が上がっていることに気づいた、嬉しい』とのこと。嚙み締める時に奥の方でズキッとした痛みがあったのでそのことに注目した。
嚙み締めに関わる側頭部の緊張がみられたため臀部のツボを加えると徐々に痛みが減っていき、4回目の頃にはほとんどの痛みはとれていた。5回目のときに施術間隔を開けて様子をみたが症状が安定したことから、一旦様子をみていただくことにした。
効果のあったツボ・整体
肩陵L、合谷L、仙陵L、次髎RL、
顎関節の調整
考察と想い
肩甲骨・頸部の緊張が際立っていた症例であります。これをツボを使い緊張を緩和させることで顎関節の動きをデザインしていきました。
3か月経過のものでも一つ一つ丁寧に課題に向き合い対応できれば施術は可能であります。開口の問題→嚙み締めの問題と日常生活と結びつけ少しでも快適な生活を送れるように施術を行っていきます。
症例4 顎関節の痛みにより口が開けづらい
症状と来院理由
5日前に顎が痛み出し(元々顎が弱かった)、翌日に左顎関節が外れる。
3日後、歯科医院で『左顎が前にズレている』と言われ、マウスピースを作成した。そして、その次の日に当院へ来られる。特に喋ることや咀嚼動作が難しくなる。最大開口一横指半程度。
来院者
30代 女性 主婦
来院日
2020年 6月
施術とその後の経過
身体の緊張をみていくと側頭筋の緊張が強く開口運動を妨げていた。顎関節の起点となる背骨にも緊張がみられることから、これらを解すように施術を組みたてた。
側頭筋に関わる仙骨のツボ・肩甲骨内縁のツボ、手の甲にある咬筋と関わるツボに鍼をした。最大開口2横指ほどに変化した。最後に顎関節の調整(活法)を行い調整した。
2回目、『お粥状であれば食べれる気分になった』とのこと。
マウスピースは夜中に外してしまう程いらなくなったよう。
耳裏に圧痛があったのでこの部と連動する小指のツボに鍼を追加する。
3回目、『日常生活における開口動作に問題はみられない。口角をあげるとピリッと痛みがある。物を噛むと奥歯の方に痛みがある』とのこと。
3回目~5回目はこれまでのベース治療に加え、腰部のツボに鍼を加えることで作用を高めた。
・咀嚼時の痛みが10→2
・噛み合わせ(歯が浮いている)
この2つの課題があったが当患者さんは札幌へ転勤となってしまう。意向により同じ施術スタイルを希望され、整動鍼を行う札幌の院へ紹介させていただいた。
※大幅に軽減されたことから症例報告に掲載しました。
効果のあったツボ・整体
肩陵L、外谷L、養老L、仙陵L、L1(1.5)L
顎関節の調整、首玉の調整
考察と想い
背骨や臀部・腰部の緊張が顎関節のトラブルを引き起こしていました。完全に元通りになったわけではありませんが当院が提供する技術、整動鍼は全国に会員がいるのでこのような時でも紹介を行い患者さんのお役に立てるように日々励んでいます。
症例3 朝起きた時に口が開きづらい
症状と来院理由
朝、起きた時に顎がズキズキと痛み開口しづらかった。特に右の顎関節が痛み思うように動かすことも出来なかった。周辺地域で顎関節を治療出来る所を検索すると当院のホームページに行き着いたため連絡をいだいた。
来院者
50代 女性 主婦
来院日
平成31年 3月
施術とその後の経過
顎関節の痛みは肩甲骨と関連するめ緊張を診ていくと上角に凝りがあった。また、咬む筋肉にも緊張がみられたため、手の甲にあるツボに鍼をした。
すると開口しやい状態になった。最後に顎関節の詰まり感を手のツボで取ると痛くなく開口することが可能になった。
2回目からは美容鍼灸へ移行している。顎関節は良好の状態となった。
効果のあったツボ・整体
肩陵R、外谷R、養老R
考察と想い
痛み・開口障害であっても身体の緊張を解ければ機能は元通りになる症例。問診のときに肩凝りを抱えていることから考えることができました。この緊張が顎関節へ影響を及ぼしていたと思われます。
症例2 最大開口出来ない
症状と来院理由
20代の頃から顎の痛み・だるさ、動作時のガクッガクッとした関節音、大きく口を開けることが出来ないのが当たり前になっていた。
あるとき「鍼灸は顎関節症に有効です」と言う、私の会話を耳にし相談された。
来院者
30代男性 会社員
来院日
平成30年 9月
施術とその後の経過
顎との関係性をみていくと背骨の緊張が顕著でした。また、咬筋にも強い緊張が見えた。そのため背中のツボと手のツボに鍼をした。置鍼し、動きをみると関節音は残っているもの「いつもと何かが違う」と言っていた。
2診目、耳の後ろと頸部に強い緊張が見られた。関連するツボに施術を加えると最初にあった症状が消失したため施術を終了とした。
以降、メンテナンス期を設けたが経過良好である。
効果のあったツボ
T3(1)L、外谷L、養老L、合谷L
考察と想い
「病院へ行けばストレスで片付けられてしまうんだよね」と言う患者さんの言葉が印象的だった。当院の施術では、ストレスによりどこに負担がかかり緊張を生んでいくかを見ていきます。ストレスはきっかけに過ぎないと感じた症例でした。
症例1 歯の治療後の顎がピリピリする
症状と来院理由
私が『動作を診たいので噛んでください!』と言うと
患者『噛むのも嫌です。』と返答がありました。それほど炎症症状が出ていました。
来院者
40代女性 主婦
来院日
平成29年 9月
施術とその後の経過
顎の違和感あり~前腕の遠位端にあるツボ(養老)
咬む筋肉に関連のあるツボ~手の水かき部分にあるツボ(外谷)
上記2穴に加えて、炎症を抑える首のツボ(後ケイ)を使いました。
鍼をして、そのままにしておきます。
段々と下顎にあったピリピリとする不快感が和らいできたと患者さんが言っています。
10分後
『どうですか?』と私が聞くと、10→4くらいかなぁと言っていました。
そのまま終わりでもよかったのですが
“ずっと同じ姿勢でいることで緊張感を増すことも一因”と推測し、もう一度背部を診ます。
T5(2)に硬いものを触れます。
これに対応する足のツボに鍼をすると4→2になったのでここで1回目の治療を終了です。
2週間後、来院時に顎のピリピリ感について聞くと全く気にならなくなったと言っていました。
考察と想い
痛みの治療以外でも鍼の効果を体感してもらえたケース。
鍼灸の有効性は痛みだけではありません。痺れや違和感と言った“正常とは少し違う状態”をノーマルな状態へ近づけてくれます。また、今回のように顎の違和感を手先のツボを使うことで患部に触れることなく改善へと繋げていくことができます。