股関節痛の改善例
股関節における症例報告
股関節周りでトラブルを抱えている方、このようなお悩みはありませんか?
- 歩くと痛い股関節
- 左右の開きが違う股関節
- バレエなど特異的な動作で痛くなる股関節
- 荷重時に痛くなる股関節
- 寝てるときに疼く股関節
など、股関節痛みで悩む方を多く診てきました。
症例15
症例14
症例13
症例12
症例11
症例10
症例9
症例8
症例7
症例6
症例5 脚を挙げづらい
症状と来院理由
1か月前から脚が挙げづらくなり、物をもつときに踏ん張りがきかない。歩くとズキッとした鋭い痛いが股関節に響き、膝崩れがおきそうなため小股歩行になってしまう。
最近では車の乗り降りでも脚の自由がきかなく不便さも感じたため、インターネットで調べ当院へ連絡をいただいた。
来院者
60代女性 主婦
来院日
2020年12月 ~ 2021年1月 計8回
施術とその後の経過
股関節の緊張・膝の動きから股関節屈筋群に注目した。そこで足指間にある【中腰】に鍼をした。また、鼠径部の緊張から腰のツボ【L4(2.5)】にも鍼を加えた。施術前、股関節屈曲30度程度だったが60度まで変化が出た。
2回目、前回と同様の施術を行い、ハムストリング【殷門】にも加える。
3回目、『就寝時に脚を伸ばして寝れるようになった』とのこと。中臀筋の緊張緩和を目的に小指のツボ【養老】に鍼を加える。
4回目以降、これまで週2回だった施術を1回にして経過をみていく。
5回目『歩くときに脚が前に出るようになった。階段も徐々に楽になっている』
6回目、『夕方になると脚が疲れてくる程度』とのこと。
ここから2週間に1回の施術とし、下半身の緊張を解くことをベースに施術を行った。
8回目、股関節屈曲可動域左右差なし。生活の質も高まっていることを確認し卒業となった。
主に使用したツボ・整体(活法)
上記に記載
考察と想い
股関節は下半身の運動の起点・腰部の支点であることから広い視点で捉える必要があります。本症例においては、足指の詰まりが股関節の緊張を招いていると仮説して施術を行うことで大きな改善がみられました。
本人にもセルフエクササイズに取り組んでもらえたことが早期改善への道だと感じました。
症例4 ボワーンと痛む股関節
症状と来院理由
左股関節がもともと悪く既往歴として脱臼がある。最近は立ち姿勢が多く股関節に負担になっていた。最初はズキズキと病んでいたが最近はボワーンと全体的に痛みを感じる。
夜、寝返り時など生活においても支障となってきたため相談をいただいた。
来院者
50代男性 会社員
来院日
平成30年 10月
施術とその後の経過
股関節をみると臀部の方に緊張が見られた。そのため手の甲にあるツボと腰のツボを使用した。後頸部にも緊張が見られたため仙骨にあるツボで対応した。
また、股関節を動きでみると開く動作の時に股関節の内側に突っ張りを訴えた。ふくらはぎのツボを使うと制限なく動けるようになった。
5日後に来院。
ボワーンと感じていた痛みが軽減している。
ベッドからおきあがるときに腰から股関節にかけて痛くなる。
足指にあるツボを使うと一気に解消された。
主に使用したツボ・整体(活法)
太衝L、上髎L、精霊L、志室L
考察と想い
脱臼歴があると周辺組織が傷つき難治性になることも多い。ところが股関節に負担をかけている緊張を解いていくことで痛みを解消できた。立ち仕事のため、ただでさえ股関節の負担になるためメンテンス目的での通院を勧めた。
症例3 股関節の影響による歩幅のヅレ
症状と来院理由
「体を左横に傾けると左の腰が痛い」
「歩行時に左足が地面から早く離れてしまい、歩幅が合わず歩きづらい。」
「自転車を乗っていても足が上げづらい」
「柔軟運動でも左足が開きづらい」
来院者
40代男性 会社員
来院日
平成29年12月
施術とその後の経過
鍼治療を終えると、他動的に股関節の開き・足の挙げやすさ、腰の柔軟性が高まっているのを把握しました。ベッドから降りてもらい、自動運動の確認です。
足を開く柔軟体操では
「開きますねー!イイですね!!」と笑顔で応答してくれます。
歩行動作では
「おぉ!!地面に足が着いている!歩幅も合い歩きやすい!」と嬉しい声もいただきました。
もちろん、体の横への動きも解消されています。
2診目、1週間後に行い、股関節の屈曲制限のみ残っており施術後の経過も良かったため「また、不調が出たらご連絡ください。」と伝え治療を終えた。
主に使用したツボ・整体(活法)
大腰R
大腰L、玉陽L、光明L、申脈L
考察と想い
前述のように“痛み”だけにフォーカスしてしまうと股関節が開きづらければ⇒股関節を揉めばなんとかなる!というようにセラピストも患者も同じ思考になってしまいます。となると…専門家としての立ち位置も怪しくなります。
股関節に問題があっても、その問題はどこからきているのを探っていくのが当院で行う治療であります。腰や股関節には鍼はしませんでした。
痛みの出ている所=原因点ではありません。
連動を活かした症例となりました。
症例2 痛くて跛行するように歩く・運動できない
症状と来院理由
痛みのため跛行になってしまう。
特にゴルフ後は痛くなり半年前からこの症状は続いている。休日は今まで痛みを気にしていなかったが最近は感じるようになってきた。階段の上りのときに痛くなる。歩行時も股関節の横・後ろあたりが痛い。
当院のホームページを見て連絡をいただいた
来院者
40代男性 会社員
来院日
平成30年6月
施術とその後の経過
一診目
股関節における痛みの部位から関連するツボに鍼をした。
その場で足をついても痛みが無く歩けるようになり患者さんの表情も緩んだ。
さらに活法を加え仕上げた。
二診目(7日後)
股関節の可動域に若干の制限が見られる。
身体の癖・歪みが起因していると思われる。
この一週間痛みも治まり快適に過ごせたことを聞き前回と同様の手法をし、この日で治療を終えた。
主に使用したツボ・整体(活法)
大腰L、T5(1,5)L、申脈L
大腰筋の導引
考察と想い
当院が行う整動鍼と言う鍼技術は、治療で難治とされる股関節の痛みにも効果を発揮する。その場で変わることが患者さんにとっても有益なことである。
今回は股関節の緊張を足のツボで解くことが出来た。
解剖学的に言うと大腰筋と言う深部筋肉にも効果を発揮し患部を状態を良くすることが出来ます。さらに活法を行なうことで身体の連動がスムーズに行なわれ動きやすい身体を体感することが出来たと思われる。
症例1 サッカーをすると痛くなる股関節
症状と来院理由
部活動のサッカーで激しい練習を繰り返すと股関節の裏側・側面が痛くなる。
日常生活では問題ない。近所の整骨院に通っていたが2週間経っても改善傾向が見られないため当院へ行きついた。
患者様のお父様と知り合いだったため相談をいただいた。
来院者
10代男性 サッカー部所属
来院日
平成 29年 1月
施術とその後の経過
日常生活では問題ないため現場で判断するのが難しい。
しかし、股関節周囲を丁寧に探ると強い緊張部分が見つかりました。
脚のツボに鍼をすると緩み、さらには立った感じも違うと本人が言っています。
この1本でこの日の治療は終了し様子を見てもらいました。
2日後、お父様から連絡があり怪我する前と同じくらい動けているし痛みもないということだったので治療を終了しました。
主に使用したツボ・整体(活法)
申脈L
考察と想い
強い緊張部を脚のツボで緩めました。サッカーの動きは走りながらボールを操作し体幹バランスを必要とします。足から整えることで荷重バランスが取れて動きに変化が出たものと思います。