新型コロナに関わる不調の改善例
コロナ関連の不調を中心とした症例報告
新型コロナに関わる不調で以下のようなことでお悩みはありませんか?
感染した後も後遺症で悩む方も少なくありません。実際に後遺症で困っている、もしかして後遺症かな?と思っている方は以下のようなことでお悩みはありませんか?
- 全身倦怠感、食欲不振、気力不足
- 慢性上咽頭炎と診断を受けた
- 緊張すると下痢になる・便秘になる
- 不眠傾向である
- 思考力や集中力の低下
など、新型コロナに関わる症状で悩む方を多く診てきました。
症例8
症例7
症例6
症例5
症例4
症例3
症例2 コロナ感染後遺症~全身倦怠感、疲労、食欲不振、咳、頭痛~
症状と来院理由
先週コロナ感染され今現在は陰性となったがコロナ後遺症で悩んでいる。
全身倦怠感、疲労感が強く何事にも意欲的になれずにいた。犬を飼育しているが日課である散歩でさえ行く気持ちになれない。
味覚障害もあり、コーヒーは『お湯の苦い飲み物』と感じ美味しさを感じることを出来ずにいた。朝ご飯はほとんど食べること出来ず、ほとんどヨーグルト・バナナ・味噌汁であり昼・晩にも食卓に着くが固形物を受け入れることが出来ず、食欲不振が続いている。
来院者
60代 男性
通院期間
2022年 11月 計3回
施術とその後の経過
本人も自覚していたが呼吸が浅い。身体をみていくと下肢に冷え所見が強く現れており、頸部・肩上部を中心にコリが強かった。頭痛もあることから熱バランスの乱れが不調の原因と考え施術にあたった。
後頚部のコリの解消・水分代謝の促進・下半身の緊張をとることを目的に膝裏・大腿裏側・腰部・腕にあるツボに鍼をした。加えて頸部のコリ・肩上部のコリをとることを目的にふくらはぎや足のツボに鍼をした。コリの消失を確認すると『頭痛がなくなぅた』とのこと。仕上げに背部のコリに対応するために手足のツボに鍼をした。
施術後は『大きな変化はないが何となく良い感じ』とのこと。下肢全体に強く現れていた冷えも足先のみになっていた。
2回目、『施術後すぐに実感はなかったが昨日からご飯をおいしく食べれるようになった。明け方の頭痛を感じるようになった。微熱・食欲は緩和されたと思う』とのこと。
腹部背部の緊張を取ることを目的に手足・臀部のツボを使い呼吸機能を高めた。施術中も腹鳴があり、足先の冷えも消失した。
3回目、『前回後から症状がなくなり快適に過ごせている。』とのこと。
現れているコリに対応することで再発防止に努めた。
その後、これまでの生活を取り戻したと連絡があった。
効果のあったツボや整体(活法)
L 委陽 消濼 腰海 懸崖 百会 水泉 合谷
考察と想い
未だに解明されていないコロナ後遺症症状であります、本件のように全身倦怠感、疲労、食欲不振、頭痛…と多岐に渡ることもしばしばであります。その中で私が注目したのは熱バランスの問題であり、頸部・肩上部・背部にコリがあると熱交流が遮断されるため健康体と言われる頭寒足熱が逆転してしまいます。
そこでこれらのコリに対応することで身体を整えました。冷えている足を温めるのも一つですが専門的な視点をもつことで一歩踏み込んだ施術が可能になります。
症例1 コロナ禍での不調~アトピー・冷え性・鼻血~
症状と来院理由
9歳小学校3年生、入学した頃から前触れもなく鼻血が出てくる。学校でも家でも環境等は関係なかった。小学校に慣れた1年の後半からはアトピー性皮膚炎に悩まされ、皮膚科の通院も続いている。
コロナ禍と言うこともあり、運動面が不十分になると急激に体重が増加し、他の家族よりも暑がるようになった。母親が身体を触れてみると冷えているが本人には『通年、靴下を脱いでいたいくらい身体が熱い』と言い、家では裸足で生活している。体質質改善を目的に水泳教室に通っているが運動面の他に体内環境をみてほしいと連絡をいただいた。
来院者
9歳女性 小学校3年生
通院期間
2021年 9月~2021年 10月 計4回
施術とその後の経過
赤みのある湿疹が首回りに多くみられ、腿の付け根・裏が、ひざの表・裏側などにもあった。腹部には冷えがあり、下半身全体的に冷えていた。そこでお腹を境に熱が上部に溜まり下半身が冷えていると考えた。
腹部の緊張を緩和させ巡りを整えるように施術を行った。1回目の施術後から脚が温かくなり、施術を重ねることで湿疹も治まっていった。家族からも『施術を開始してから鼻血が出なくなったし、娘の表情も明るくなった。週1回先生の所へ行けるのが楽しみのようですよ』と喜ばれていた。4回続けると皮膚症状もほとんど解消されたため、5回目以降はメンテナンス目的での施術が続いている。
効果のあったツボや整体(活法)
RL 曲泉・陰陵泉
考察と想い
お母様が『私も中学生になるまでずっと鼻血が出てました』と言われていました。遺伝であることは確かでありますが本件のように鍼施術において手助けできることはまだまだあると感じています。
お腹の冷えを取り除くことで随伴症状にも対応できた症例であります、身体に起きていた現象をのぼせ状態と捉えたことで速やかに改善されました。