臀部痛の改善例
臀部痛の症例報告
臀部痛をお持ちの方はこのようなお悩みはありませんか?
- 黙っているとお尻が痛み、立っていた方が楽である
- 長時間の同じ姿勢で痛む臀部や脚
- 屈んだり、伸ばしたりすると痛む臀部
- ソファーから立ち上がろうとするときに痛む臀部
- 臀部に鈍痛があり、常に足が痺れる
など、臀部痛で悩む方を多く診てきました。
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症例7
症例6
症例5
症例4 臀部から膝裏、ふくらはぎにかかる重み
症状と来院理由
立ち上がる時など、座っている所から動き出す一歩に下肢後面に重だるさを感じる違和感が2~3週間続いており悩んでいた。子供が1歳で抱っこをし続けることで慢性的な腰痛・肩こりもある。預けるところもなかったが当院が産後の子育て支援に力を入れていることから連絡をいただいた。
動きで確認すると前屈をすると大腿後面が突っ張り再現される。足を触ると同部が冷えており患者さんも自覚していた。
来院者
30代 女性 主婦
来院日
平成31年 2月
施術とその後の経過
週1回の施術を計4回行いました。
抱っこ姿勢をとってもらい痛む場所を指示してもらいました。すると腰を反りお腹を前に突き出した肢位を取り、左の下肢後面全体の違和感を訴えていました。
そのため、股関節の屈筋群が引っ張られることで腰部に緊張が生まれ、臀部から下へ痛みが放散しているものと仮説を立てました。
1回目、足指にある股関節の動きに関連するツボと肩甲骨の外縁にも緊張が見られたので併せて鍼をしました。すると一歩目の下肢の違和感が消失しました。
股関節に対する整体を加え、仕上げました。
2回目、『腰が楽になった分、背中に痛みを感じる』とのこと。特に胸腰椎を伸展させる動きに制限が出ていた。そのため、前回の施術に加えて胸椎・腰椎の伸展の動きに関連する脛のツボを加えた。
3回目、『痛くない時間が増えてきた』とのこと。やはり前屈すると下肢の違和感が再現された。そのため、腰部にある下肢後面と関連ある部位に緊張が見られたため鍼をした。最後に仙骨の動きに関連するツボに鍼をして、仕上げた。
4回目、『冷えも感じづらく、腰部の痛みだけが残っている』とのこと。
姿勢に変化が現れ、初回のような不良姿勢ではなかった。腰部を支える筋肉に緊張が見られ、関連する膝裏のツボで仕上げた。同時に腹部の緊張を解すことで下肢全体が温まった。経過も良かったため、全ての施術を終了とした。
効果のあったツボ・整体
大腰L、肩貞L、豊隆L、足三里L、L4(1.5)L、T5(0.5)R、委中L、三陰交L、曲泉L
大腰筋の導引
考察と想い
産後の子育て姿勢がそのまま身体の緊張を生み、トラブルになった症例。腰部の支えは股関節であり、可動性が出てくると痛みも消失し、血流が良くなることで冷えも改善できたと思います。
冷え性で悩む産後の女性は多いがこのように体の緊張が取れることで痛みと同時に改善できることも知ってほしいと感じました。
症例3 特に朝に痛いお尻
症状と来院理由
営業職のため、長時間の運転・デスクワークが主体である。1年以上お尻が痛く、仕事をするときもお尻にクッションを当て何とか生活していた。お尻の痛みが常時気になっていたが最近では朝痛くて目が覚めることがある。そのため寝不足気味である。
また、半年ほど前から膝裏に“何か挟まっているような感じ”と言うダルイ違和感があり気になっていた。
同じサッカー仲間であることからメールをいただき施術する運びとなった。
来院者
40代 男性 会社員
来院日
平成30年 11月
施術とその後の経過
臀部の痛みをカバーした逆足の膝に伸展制限が起き、痛みを呈していた。そのため、臀部の緊張を解くことと膝の伸展可動域と屈曲可動域の確保を施術方針とした。
左の膝関節を曲げるときに関連する腰部に著名な圧痛が見られた、そのためそこに鍼をすると始めに出来なかった正座が出来るようになった。続いて臀部の方は、営業職のためか、肩の張り感も強くでていた。そこで頸に鍼をして肩の張り感と臀部の全体的な張り感を解いた。最後に腰骨付近に凝り感が残ったため、ふくらはぎのツボで緩めた。
1週間後に2回目も同様の施術方針で行った。
また、整体を加えることで筋肉の連動を促した。
すると今までない位に臀部が緩み身体全体が柔らかくなったため施術を終えた。
効果のあったツボ・整体
気海兪R、C5(1)R、条口R、築賓R、
梨状筋の導引、
考察と想い
朝方の痛みは炎症反応を示し難解になりやすい。しかし、鍼で首の調節を行うと肩や臀部の張り感が消え炎症も治まっていくことが多い。股関節の軸を整えることで、臀部にあった緊張感もピンポイントになりそれが解消されたことで動きも滑らかになった。
症例2 お尻の痛みと肩凝り
症状と来院理由
事務職のため長年に渡り、お尻の痛みと肩凝りに悩まされる。
臀部は座っていると重だるくなってくる。肩こりは仕事中に特に感じると言うことだった。
整体やマッサージなどへ行ったがあまり変化を感じかった。あるとき当院の副院長が書いている新聞のコラムを読み「鍼灸と言う手段がある」と思い、連絡を受けた。
来院者
40代 女性 事務職
来院日
平成30年 9月
施術とその後の経過
臀部をみると尾骨付近に圧痛が見られた。また、仙腸関節にも同じような緊張が見られた。そこで対応するツボに鍼をし、緊張を和らげた。次に肩の動きをみると手を上げづらい様子だった。身体を観察するとふくらはぎに緊張が見られたため、鍼をし和らげた。
仕上げに整体を行った。
2回目(7日後)、「座り方も気を付けることでお尻の痛みは半減した」と言っていた。前回と同様の施術を行った。
3回目(5日後)、「肩こりが少し気になる程度」と言う事だった。
腹部の緊張を取るために足のツボを加えた。
4回目以降、積極的な施術を終了し、仕事柄メンテナンスが必要なため間隔を広げ10日~14日に1回の施術を行なっている。
効果のあったツボ・整体
胞コウL、陰谷L、T3(1.5)L、承山L
肩甲骨返し・肩の無重力
考察と想い
臀部の硬さが要因と思われる肩こり。事務職の方に多く、座り方を間違っていると上半身の動きの中心である肩関節にトラブルを生じます。
臀部の硬さが取れることで肩も動きやすくなり快方に向かいつつあります。
症例1 長時間の運転でお尻が痛くなった
症状と来院理由
3日前に3時間ほど運転し続けると両方のお尻が痛くなってきた。肩の動きも気になる。
インターネットを見て来院された。
来院者
20代 女性
来院日
平成29年 9月
施術とその後の経過
左右の(陰谷)に鍼をすると尾骨周辺にあった圧痛がなくなります。
患者様も『本当に同じ位置を押しているのですか?』と半信半疑。
そこで治療前に行った、尾骨へのストレステストを行い効果を共有します。
肩については、肩に直接鍼をするのではなく肩の動きを妨げている脊椎にあるツボをつかいます。可動域検査をすると内旋時に肩関節後面が張ることで症状が出現していることが推測されました。そこで、肩の動きの軸となる大腿部にあるツボ(地天R)・胸椎にあるツボ(T6(1)R)に鍼をします。
また、頸にも起点となるツボ(C5(1)R)鍼をします。
うつ伏せの鍼・側臥位での鍼をし、約40分。
治療前に行った肩関節挙上テスト・尾骨ストレステストをすると陽性だったテストも陰性になっています。
考察と想い
坐骨と言う骨で座ることが出来ていなかった症例。そのためお尻座りになっており臀部を痛めていました。骨に体重を預けることで余計な筋緊張がなくなり痛みも無くなったものと思われます。