カウセリング
カウセリング~見立て・トラブルの原因など“今のあなたをお伝えします!”~
カウセリングとは、専門家が問診・検査を通じて導き出した“見立て”を伝えることをいいます。
『〇〇さんのお身体はこのような状態です。』と患者さんが知るべき情報を確実に伝えます。
問題点とトラブル
問題点を明確にするために検査を行っています。
検査を行う事で患者さんが自覚していなかった症状や気にしていなかった不調が意外に重要な要素になったりと…
検査を行う事で明らかになることもあります。
カウセリングの時間約5分の間に患者の問題点を全て聞き出すのには不可能があります。
自分の生き様を5分に絞るのは並大抵なことではありません。
そこで事前に書いてもらった“問診表”が役に立ちます。
問診内容としては、名前・住所・性別・職業、職業内容・痛みの部位の確認・痛みの性質・患者自身が思う悩みの原因・またそれによって起こっている弊害・内科疾患・女性特有トラブルなど…
健康情報に特化したものとなっており常に私達と患者がその悩みを共有しやすいように改良を加えています。
ただ、紙1枚に書けないこともあると思います。
そのような時は遠慮なく口頭でお伝えください。
必要な情報を仕入れ、問題点を整理していくことで身体のトラブルがどこで起きているのかを一緒に考えていきましょう。
根本的な原因
根本的な原因ははっきり言って腕の見せ所であります。
特に色々な治療院へ巡った方はわかると思います。
現状として…
『凝っていますね。』
『張っていますね。』
と言われその部分に何かしらの処置(マッサージ・整体・針など…)を加えられた経験がある方が多いと思います。皆さんは、その部分に何かをして欲しくて行くのでしょうか?
揉むだけなら周りにいる方だけでもできるかもしれません。
“凝っている部分”“張っている部分”の大抵は自覚できている場合がほとんであります。
身体を委ねた場所で『凝っていますね。』『張っていますね。』と言われたら「そんなのわかっているよ!」と思った方もいると思います。気づいた方もいると思いますがこれは、『症状』でしかないのです。
ちょっと良い所へ身体を委ねると『体に歪みがあります。』『肩の高さが違います。』と言われることがあります。けどあくまでこれは、“症状”でしかないのです。
病院受診者の85%は明確な原因不明と言われています。
『特に問題ありません。』
『様子をみましょう。』
『年のせいです。』
『使い過ぎです。』
『骨には問題ありません。』
と言われ、病院から見放された方も多いと思います。
骨に関しては、レントゲン検査などで明確になることでちょっとした安心感はでるかもしれません。ただ、身体のトラブルを抱え身を寄せた場所で上記のことを言われても解決にはいたりません。
例えば、手や肘にトラブルを抱えている主婦に『手や肘の使い過ぎです。』と言ってもどうにもならないのです。そんな時どう思うでしょうか?
当院では、実際の動作をとってもらい、検査を行い原因を明らかにしていきます。
皿洗い動作や洗濯物の取り込み動作など主婦は大忙しの毎日であります。
当院では、立って動作する→立ち姿勢が悪くそのまま動くことで一定の場所だけに負担がかかっていることが考えられます。この場合だと、ふくらはぎの緊張を考えます。
ふくらはぎは、立っているときに負担がかかり姿勢保持にも重要な筋肉であるからです。
これらを伝えていくには『根拠』が必要になってきます。
『〇〇さんは、ふくらはぎの張り感を感じていませんか?また、疲れてくると足が浮腫んだりすることもないですか?立っている姿を見ると、猫背になっているように見えます。このような姿勢で前方作業を多くこなすことでさらに背中が丸くなり肩甲骨が前方へ押し出され動きが悪くなってしまいます。
すると、手や肘に負担がかかっています。手や肘に痛みを感じていても大元は背中の歪みだったり・肩甲骨の可動性低下が考えられます。背中が整えば、姿勢が良くなり肩甲骨も動きやすくなり血流も良くなり、神経も賦活されます。
もともとあった姿を取り戻すために一緒に〇〇さんのお身体に対して向き合っていきませんか?』
と必要な情報を正確伝えることが重要であります。
最後に言わせて欲しい、それは…業務範囲であるか?
これも重要になってきます。鍼灸には適応症状があり、ほとんどを網羅しています。
院によって専門院・得意疾患があります。
また、明らかに骨折や脱臼が疑われる場合があります。そのような骨や神経に重篤な疾患が疑われる場合は直ちに整形外科にいかれるような提案もしていますのでご安心ください。