自律神経失調症とは何となくの不調
- 頑張りたいけど頑張れない
- 毎日不調続き
- お医者さんには異常がないと言われた
このように言葉に現わすことのできない『何となくの不調』こそ、自律神経失調症かもしれません。自律神経が失調すると身体の自動調節機能にトラブルが起きて身体全般に不調をきたします。元気だったあの頃を取り戻すためにも今すぐに改善すべき事柄と考えます。自律神経に関わる問題は外傷などと違い、決まりきった原因はありません!そのため日頃の習慣を振り返ることで少しでもストレスに耐えうる身体作りをお手伝いできればと思います。
習慣①姿勢について
どうしても猫背になりがちであります。姿勢は心の状態を表すことからもしょんぼりしてどこか元気なさそうな姿の方を多く見てきました。
良い姿勢は、背中・肩・腰とスラリと伸びたいかにも”と言えるオーラが漂っています。
現代社会においてスマートフォンは欠かせないツールになりました。どうしても下向きになりがちでこれではストレートネックを助長させてしまいます。肩が巻き込まれ、頭が垂れ下がることで背中の緊張を作ることが考えられます。
良い状態を意識し、正しい姿勢を作ったらその状態のままお腹を凹ませて肺まで空気を届け胸式呼吸もオススメします!
深く大きな呼吸は、脳・筋肉をリラックスさせ副交感神経を優位に働かせることができます。これが無意識のうちの習慣になると身体の調子も上向きます。
習慣②食事
実体験ですが夜ご飯を食べすぎて、次の日の朝まで胸のあたりの残存感がモヤモヤと嫌な体験をしたことがあります。夜が落ち着いて食べれる時間ですが体験をして以来、その場ではなく次の日まで考えるようになりました。
私が取り組んでいるものとして水を多く飲むことであります。仕事柄飲みづらい方もいると思いますが意識的に飲むことがポイントであり、水分を多くとることで内臓の働きも活発になり元気が湧いてきます。
また、外食が中心になると塩分が気になる所であります。塩分は腎臓に負担をかけるので控えるだけ控えた方が得策と言えます。
習慣③睡眠
睡眠を含め、休息は必要なものであります。次の活動に備えるためにもこの睡眠をしっかりと習慣化させ動ける身体作りを実践してみてください。これが身につくと『自律神経が整いやすい身体』になります。
まず、朝起きたときには朝日を浴びます。その効果としては、セロトニンの分泌が高まりサーカディアンリズムを整えることが一番のポイントであります。また、週末に寝だめせず決まった時間に決まった行動をすることを心がけ睡眠もこの行動の中に取り込みます。
習慣④マインド
今まで行動について述べてきましたが“心の持ち方”も大事であります。考え方をかえると意外と身体が楽になることもあります。
ぼーっとしているとネガティブな記憶が蘇ったり、明らかにストレスになることを思い浮かべたりすることがあったと思います。癖になることでリラックスできるはずが返って混乱を招くことは避けたいものです。
そのためには完璧主義をやめて余計なストレスを抱えないことがポイントであります。ネガティブに小さなことでクヨクヨしていては前に進むことは出来ません。考え方を変えるだけで随分と楽な時間を送ることが出来ます。すすんで取り組んでみましょう!
人は楽しく幸せである権利を有する
一人一人が生きているのには意味があり楽しく生きる権利があります。一人一人がかけがえのない存在であり、代わりになる人はいません。
家族にとっての〇〇さん…
会社においての〇〇さん…
地域においての〇〇さん…
などのように皆が自分の役割を全うすべく一生懸命に頑張っています。そんなあなたが体調不良でいると周囲の方が心配するのは当たり前です。何より自分自身が一番悔しい思いをされるのではないのでしょうか?
わかってはいても生活習慣を変えるのは容易ではありません!人間は良い心地が良いことを好みますので環境の変化に戸惑うこともあります。しかし、上記のような“ちょっとした”事柄で身体に変化を起こすことも可能でありますし、鍼灸治療は心身ともに穏やかな状態を作るのにお手伝いもできます。ツラいと感じているのであれば、他にも悩んでいる方がいることも忘れないでください。一人ではありません、あなたは孤独ではありません。少しでも自律神経失調症の方にお役に立てればと思い記しました。