室蘭鍼灸整体院|肩凝り・腰痛・頭痛・膝の痛み・足の痺れ・手の痺れ・自律神経失調症・交通事故・美容鍼灸・首の痛み・生理痛・過敏性腸症候群

自律神経失調症

自律神経の乱れを中心とした症例報告

このようなお悩みはありませんか?

  • 首肩こりが周りの人より酷い
  • 急に立ち上がるとめまいがする・立ち眩みがする
  • 緊張すると下痢になる・便秘になる
  • 手汗や足裏の汗がベトベトかく
  • 不眠傾向である
  • 食欲がない・やる気が出ない

など、自律神経バランスで悩む方を多く診てきました。お悩みは人それぞれですが私の力で少しでもお力になれることがあったらご相談ください。当院の症状ページもあります、併せてご覧ください。

(以下、ツボネットで症例)
(以下、12例も併せてご覧ください。)

症例12 コロナ感染後遺症…~全身倦怠感、疲労、食欲不振、咳、頭痛

来院者

60代 男性 

通院期間

2022年 11月  計3回

症状と来院理由

先週コロナ感染され今現在は陰性となった。しかし、コロナ後遺症で悩んでいる。全身倦怠感、疲労感が強く何事にも意欲的になれずにいた。ペットの犬を飼育しているが日課である散歩でさえ行く気持ちになれない。

味覚障害もあり、コーヒーは『お湯の苦い飲み物』と感じ美味しさを感じることを出来ずにいた。朝ご飯はほとんど食べること出来ず、ほとんどヨーグルト・バナナ・味噌汁であり昼・晩にも食卓に着くが固形物を受け入れることが出来ず、食欲不振が続いている。

常時、咳症状・頭重感があり午前中は平熱であるが夕方になるにつれ37度付近の微熱になる。

施術とその後の経過

本人も自覚していたが呼吸が浅い。身体をみていくと下肢に冷え所見が強く現れており、頸部・肩上部を中心にコリが強かった。頭痛もあることから熱バランスの乱れが不調の原因と考え施術にあたった。

後頚部のコリの解消・水分代謝の促進・下半身の緊張をとることを目的に膝裏・大腿裏側・腰部・腕にあるツボに鍼をした。加えて頸部のコリ・肩上部のコリをとることを目的にふくらはぎや足のツボに鍼をした。コリの消失を確認すると『頭痛がなくなぅた』とのこと。仕上げに背部のコリに対応するために手足のツボに鍼をした。

施術後は『大きな変化はないが何となく良い感じ』とのこと。下肢全体に強く現れていた冷えも足先のみになっていた。

2回目、『施術後すぐに実感はなかったが昨日からご飯をおいしく食べれるようになった。明け方の頭痛を感じるようになった。微熱・食欲は緩和されたと思う』とのこと。

腹部背部の緊張を取ることを目的に手足・臀部のツボを使い呼吸機能を高めた。施術中も腹鳴があり、足先の冷えも消失した。

3回目、『前回後から症状がなくなり快適に過ごせている。』とのこと。

現れているコリに対応することで再発防止に努めた。

効果のあったツボや整体(活法)

L 委陽 消濼 腰海 懸崖 百会 水泉 合谷

考察と想い

未だに解明されていないコロナ後遺症症状であります、本件のように全身倦怠感、疲労、食欲不振、頭痛…と多岐に渡ることもしばしばであります。その中で私が注目したのは熱バランスの問題であり、頸部・肩上部・背部にコリがあると熱交流が遮断されるため健康体と言われる頭寒足熱が逆転してしまいます。

そこでこれらのコリに対応することで身体を整えました。冷えている足を温めるのも一つですが専門的な視点をもつことで一歩踏み込んだ施術が可能になります。

 

症例11 コロナ禍での不調~アトピー・冷え性・鼻血…~

来院者

9歳女性 小学校3年生

通院期間

2021年 9月~2021年 10月 計4回

症状と来院理由

9歳小学校3年生、入学した頃から前触れもなく鼻血が出てくる。学校でも家でも環境等は関係なかった。小学校に慣れた1年の後半からはアトピー性皮膚炎に悩まされ、皮膚科の通院も続いている。コロナ禍と言うこともあり、運動面が不十分になると急激に体重が増加し、他の家族よりも暑がるようになった。母親が身体を触れてみると冷えているが本人には『通年、靴下を脱いでいたいくらい身体が熱い』と言い、家では裸足で生活している。体質質改善を目的に水泳教室に通っているが運動面の他に体内環境をみてほしいと連絡をいただいた。

施術とその後の経過

赤みのある湿疹が首回りに多くみられ、腿の付け根・裏が、ひざの表・裏側などにもあった。腹部には冷えがあり、下半身全体的に冷えていた。そこでお腹を境に熱が上部に溜まり下半身が冷えていると考えた。
腹部の緊張を緩和させ巡りを整えるように施術を行った。1回目の施術後から脚が温かくなり、施術を重ねることで湿疹も治まっていった。家族からも『施術を開始してから鼻血が出なくなったし、娘の表情も明るくなった。週1回先生の所へ行けるのが楽しみのようですよ』と喜ばれていた。4回続けると皮膚症状もほとんど解消されたため、5回目以降はメンテナンス目的での施術が続いている。

効果のあったツボや整体(活法)

曲泉・陰陵泉

考察と想い

患者さんのお母様が『私も中学生になるまでずっと鼻血が出てました』と言われていました。遺伝であることは確かでありますが本件のように鍼施術において手助けできることはまだまだあると感じています。お腹の冷えを取り除くことで随伴症状にも対応できた症例であります、身体に起きていた現象をのぼせ状態と捉えたことで速やかに改善されました。

症例10 お腹が弱く学校へ行くのが不安~過敏性腸症候群~

来院者

9歳男性 小学生

通院期間

2021年 2月~2021年 5月 計18回

症状と来院理由

小学校に入学すると同時に腹痛を訴えるようになり、軟便気味になった。特に学校にいるときに腹痛があり、授業中にトイレに行くことが増えてきており最近は深刻な悩みとなってきた。学校が嫌でもないがちょっとしたこと(友人関係・席替え)が気になり、ストレスとなると症状が誘発される。家にいるとき・休日などは特段とした悩みもないため対処方法にも困っていた。

 

小児科では整腸剤を処方してもらい、家での食習慣の改善(低フォドマップの活用)に取り組んでいて何か1つきっかけを掴めないでいると同じ悩みをもつ母親の同士の話題から当院に辿り着いた。

 

便意は朝ともう1回と必ず1日2回ある。多いときは1日4~5回トイレに行くこともある。

ある1日で言えば6時30分、7時20分、学校で8時20分、10時20分、12時30分、19時と便意があり駆け込むことがあり体質改善を希望し連絡をいただいた。

施術とその後の経過

腹痛を訴える箇所を細かくみると下腹部に強い緊張を確認した。それらの緊張に関係する足のツボに鍼をした。その場で痛みの変化を確認し変化を共有することを進めた。

学校行事などストレスを抱えると便意が増え軟便となることが多かったが週2回の施術を行うことで良い状態を保っていただいた。

このように親御さんが毎日記録を残してくれたため、これに応じて施術を進めた。

身体の緊張が解けると(鍼をすると)頬を赤くし、気持ち良さそうにしていた。

途中から家庭で出来るスキンタッチを指導し、初期は毎日のように励んでもらった。

3月春休みあたりには症状が安定し、週2回の施術を1回に。

その後、新学期を迎えても安定した体調を維持出来ていたため今は経過観察中である。

効果のあったツボや整体(活法)

陽陵泉・陰陵泉・百会(ツボ)

輪転調整(活法)

考察と想い

精神的なストレスなど目に見えないものを抱えると体調を崩しやすい。

特に脳と腸には脳腸相関と言う密接機構があるため、身体に現れていた緊張を解すことを考えました。積極的な施術を行うことで体調が安定し、ストレスを受けても安定した体調を維持することが出来たと思います。

症例9 情緒不安による睡眠障害~寝付けず、数時間おきに起きてしまう。

来院者

30代 男性 会社員

通院期間

2020年 5月~2020年 8月

症状と来院理由

1か月前から地元でもコロナ感染者が出るようになり、社会全体がコロナの影響を受ける中自身の仕事も削減されてしまった。その頃から首・肩こりを感じるようになった。動作でみると上向きが制限され、右の肩が重たく感じる。

何よりこの1カ月間は、2時間寝れれば良い方で寝つきが悪く、寝ても30~90分程で起きてしまう。不思議と眠気も感じなくずっと覚醒状態にあることが気になる。

鍼灸を精神科による医者の判断とうまく併用しながら施術したいと言う旨であった。

施術とその後の経過

頸部のコリ・下半身を中心とした冷え所見があった。また、呼吸の乱れもみられることから上半身でうっ滞する熱を下半身へ下げるように施術を行った。

 

1回目、上向き改善を目的に身体の緊張をみて施術を行った。施術後には7割程改善された。

2回目、『2時間だった眠りが最高4時間になった』と報告あり。右の肩の動きをデザインするように手足に鍼をした。

3回目、『寝つきが良くなり、今まで出来なかった2度寝が出来るようになった』

腹部の緊張を緩め呼吸運動を高めた。

4回目、『薬がなくても寝れるようになってきた。鍼施術後は4時間たっぷりと眠ることが出来る』同様に施術を行う~6回目

7回目、『初めて仕事後に寝落ちすることがあった』この頃から目の奥の痛みを訴えるようになる。7~8回目は目に対する施術を行うと連続睡眠時間が6時間まで伸びた。

9回目~11回目、頸部のコリと肩甲骨周辺にみられたコリを指標に行うと睡眠問題は解消されたため、施術を終えることにした。【週1回の施術頻度】

効果のあったツボや整体(活法)

合谷R、曲泉R、中髎RL、承山R、開ハクR (主要ツボ)

考察と想い

睡眠障害は現代病であります、外部ストレスが大きい本件ではありましたがコリを見抜き血流を促すことで改善を図ることが出来ました。睡眠障害に効くツボはあってないようなものです。人それぞれ感じるストレスが違い、出ている症状が違うからであります。だからこそ、その人が訴える症状に目を向け施術を行うことで起こりうるストレスにも強い身体作りをお手伝いできると思っています。

症例8 起立性調節障害OD ~朝起きられない~

来院者

10代男性 学生

通院期間

2020年 1月~2020年 5月

症状と来院理由

昨年の11月末あたりから身体が重たく感じ、特に朝起きることが出来ない。寝つきは良いが7時過ぎに起きていたのが11時を回ってようやく起床できる身体になってしまった。この頃から体調が優れなく、学校を休む日が多くなってしまった。

・特に午前中に襲われる身体の倦怠感と頭痛

・常時感じる首・肩こり

・立ち上がり時のフラフラするめまい

・元気がなく、顔色も優れない、集中力が低下しボーっとしている時間が長い

 

(経緯)昨年の12月病院に行き、血液検査の結果炎症反応があるので風邪でしょうということだった。だるがり方がひどいので良くならなければもう一度検査をしに来てくださいと言われ検査をしたら起立性調節障害と診断された。血圧をあげる薬をもらったが子供に飲ませるのはこわいので、インターネットでみかけた札幌の鍼灸院に通っていたが、効果を感じなかったため友人の紹介で当院へ母親から連絡があった。

 

病院では症状としては重いですねと言われた。
今は(2020年1月)ほとんど学校にも行けずな状態、思い返してみると5年生くらいから朝起きてだるい、疲れたということが多かった。それでも学校には行けていたが、12月くらいから起きれなくなっていった。

施術とその後の経過

自律神経失調症の1つと考え、その時に抱える患者さんの症状(肩こり・首こり)の緩和、身体の可動域の回復、特に緊張の強い(※)お腹・臀部・背部の緩和を目的に施術を行った。

※くすぐったい・逃避性反射がみられる・コリとなっているなどの所見をまとめています。

 

2回で肩こり・首こりの症状を訴えることはなくなった。

5回目の当院での再検査のときに『札幌に行っていた頃より調子が良い。身体が軽い』と言っていた。この頃には起床時間が10時くらいと早まってきた。7回目のときには7時に起きることもあったが身体のだるさが抜けない。8回目以降は、8時代に起きれるようになっていった。体調が良くなり、学校へも部分的に参加したり・少しの遅刻でも登校できるようになる。ただ新型コロナの影響もあり学校も春休みの始まりが早くなり変則的になってしまう。

3月の末頃には今までのような生活を取り戻し7時過ぎには起きれるようになり症状が減っていった。(施術回数15回目以降~)

4月の学校分散登校も参加、部活動の参加もあり症状も安定していた。

5月の25回目の施術で終了となる。

 

1月~2月は週3回、3月週2回、4月・5月は週1回の施術頻度

施術回数は25回

施術時間と日程はほとんど同じ時間で同じ間隔で行うことで体内リズムを整えた。

 

効果のあったツボや整体(活法)

元溜・足三里・条口・漏谷・合谷・会宗など

(その時のコンディションで使い分ける)

考察と想い

朝に目覚める交感神経の働きが鈍く、脳血流量の低下により一日のリズムが乱れ症状が起こるものであり、鍼灸では体内リズムを整えるように身体の緊張をみていきました。回数を重ねることで変化があり、不思議と患者さんの表情も柔らかくなっていきました。

心の問題だと言われる【起立性調節障害】でも身体の緊張を見抜き適切な施術を行うことで症状の消失に繋げた症例。

もちろん、鍼灸師の私が全て関わったわけではない、その背景にある家族さんの協力あって成し遂げた結果と思っています。

 

症例7 コロコロ便が10年以上続いている・過敏性腸症候群

来院者

30代女性 美容師

通院期間

2020年 1月~2020年 2月

症状と来院理由

仕事を始めた10年以上前から便秘に悩まされ、残便感が常にある。排便があってもコロコロ便であり、定期的に下痢になる。便秘・下痢を繰り返すために数年前に内科を受診し『過敏性腸症候群』の診断を受ける。これまでマグネシウム錠など試してきたが効果がなく途方に暮れていたが親戚が当院を受診したのをきっかけに鍼が内科にも有効と言うことを知り、連絡をいただいた。

施術とその後の経過

立ち仕事、職場でのストレスなどを考慮し呼吸器に関わる季肋部、腹部、脊柱部、肩甲間部を丁寧に触れた。肩甲骨間部や第7胸椎付近に強い緊張があり圧すると痛みも伴った。

足の冷えもあることから、臀部の緊張を和らげることにした。

左右の臀部のツボ胞膏、左ふくらはぎのツボ築賓飛揚を使うと冷えが解消され、患者さんも転寝をしてしまう程であった。最後に婦人科に関わる下腹部の緊張を取り除いた。

 

2回目~4回目まで同様の施術を行い、2回目は『10数年ぶりにバナナ状の便が出ました』と言うことでホームエクササイズも指導しました。経過も良好であり、食事に気を付けてもらった。現在、不妊治療の希望され定期的に施術をすることで婦人科系の環境作りを行っている(2020年 3月 1日現在)

効果のあったツボや整体(活法)

上記に記載

考察と想い

問診上で『疲れがとれない』と言うことが気になり呼吸が浅いことに気づいた。10年以上経過していても本質にアプローチ出来れば改善を見込めます。睡眠は生きていくうえでリセットされる最高の生理的な機構であります。ここに焦点を当てました。

呼吸が浅い→睡眠の質の低下→腸の不調…このループを考えても呼吸機能にアプローチした甲斐があります。

症例6 入眠できない

来院者

40代女性 会社員

通院期間

2019年 1月~2019年 4月

症状と来院理由

決まった時間に布団へ入るがなかなか入眠できずに困っている。他鍼灸院へ行き、施術回数の多さ・改善がみられなかった事に不満を持ち来院された。

頸の痛みが強く後ろへ振り向くことが出来ない。酷い時は頭痛にもなり仕事・生活にも支障が出るほどだった。

施術とその後の経過

更年期症状の確認を問診の段階で行い、頸部の緊張が火照りや肩凝り・首の痛みに繋がり足の冷えを呈していると考え施術に入った。また、肋骨の可動性の低下が睡眠障害に関連していることも考慮した。

 

1回目、頸部の緊張緩和・肋骨の可動性を高める目的で手足に鍼をした。振り向き動作が左右共に可能になり『1回で全然違うものですね』と喜ばれた。

最後に整体をして仕上げた。

 

2回目~5回目(週1回)

施術効果が5日程。週1間隔がちょうど良い。睡眠時の悩みは解消された。

 

6回目~9日目(2週間に1回)

整体と臀部の施術を加えることで足の冷えが改善され、頸部の痛みもほとんどなくなってきた。

 

身体の調子も上向いてきたことで10回で施術を終えた。

効果のあったツボや整体(活法)

三陰交RL、RL後谿、外関L、志室L、胞膏L、下髎RL、

肩と頭の無重力、カスミ、突き引き

考察と想い

骨盤内蔵器と調和を図り、頸部に溜まっていた熱を手足のツボを使い下ろす目的で施術しました。また、肋骨の可動性を高めることで血液の循環も良くなり患者さんの訴える症状へアプローチできた。

 

症例5 入眠するも2時間おきに起きてしまう

来院者

40代女性 会社員

来院日

平成30年 10月

症状と来院理由

背中の張り感が強く、仕事中も痛くなることが続いた。3月に「首ヘルニア」の診断を受け他医療機関に通っているも背中の張り感や腕のだるさ等はとれない。たまたま営業先で行ったところで「美容鍼灸」を受け、鍼灸を受けたいと地元で探していたところ当院へ行きついた。

施術とその後の経過

初診日、背中の凝りを確認し対応する手のツボを使うと凝りは消失した。腰部にも同じような凝りが見られたため足のツボで対応した。

最後に腹部の緊張を頭のツボや脛のツボで和らげた。

 

二診目(4日後)、寝つきが良くなり、途中覚醒もなく眠れている。

頸部・腰部の緊張を緩和する目的で仙骨や足のツボで対応した。

 

三~五診目(10日に1回ほど)

職業柄ストレスを受けやすく頭痛や肩こりが起きやすい。

 

症状安定化と美容目的で通院されている。

効果のあったツボや整体(活法)

RL外関、消レキR、条口R、合谷R、中髎RL

ふくらはぎの導引・坐骨切り

考察と想い

背中の緊張が肋骨の動きを妨げ充分な睡眠にならなかった症例。肩甲骨の動きが本来の姿を取り戻したことで深い呼吸を可能にして睡眠までサポート出来た。

症例4 頭痛・嘔吐・めまい

来院者

30代女性 主婦

来院日

平成30年9月

症状と来院理由

首こり・肩こりが酷く以前から気になっていた。最近では生理時期になると身体が重たくなり、気分が沈んだり、凝りが痛みになる。酷くなると吐き気や頭痛を感じ、寝れない夜もある。少しでも気分を紛らわすため様々な手法(マッサージ・整体・アロマ等…)を試みたが目立った効果が現れなかった。

“鍼灸が生理痛に効果的”・“鍼灸が自律神経失調症に有効”

と言う記事をインターネット見て来院された。

施術とその後の経過

初診日、めまいと頭痛が症状としてありました。ちょうど生理時期と重なったため重たく出ていたと思われる。足のツボ2つ、手の甲のツボに鍼をした。10分置鍼していると隣のベッドまで寝息が聞こえるほどリラックスした様子でした。

 

頭部に凝りが残っていたので仙骨部にあるツボに鍼をし、最後に腰に鍼をして全体の緊張を取り除き一回目を終えた。

 

二診目(4日後)、今までの生理痛と違い生理痛が和らぎ楽に過ごせたと報告をうける。同様の施術に加え、整体を加えた。

 

三~四診目(週2回)、今まで足に冷えを感じていたが鍼を受けてから気にならなくなったと報告を受ける。同様の施術を行う。症状も安定してきたため施術間隔をあけることにした。

 

五診目~九診察目(週1回)、肩こりと肩の可動性を高める目的に施術を行う。

生理周期も安定しており、症状も以前ほど酷く出なかった。

 

十診目(10日~14日に1回)、症状安定化とメンテナンス目的で通院されている。

効果のあったツボや整体(活法)

水泉L、三陰交L、合谷L、下髎L

肩の凝り抜き・坐骨切り

考察と想い

問診時にふわふわしているめまいがあると言う事だったので頸部の緊張を緩めることを主眼におきました。本症例は婦人科から波及した肩こりであります。婦人科機能を高め、頸部の緊張を解き、呼吸器を賦活させることでもともとあった状態へ導くことができました。

 

症例3 移住で起こっためまいと食欲不振

来院者

30代女性 主婦

来院日

平成30年1月

症状と来院理由

今年になり本州から旦那さんの仕事の都合で当院がある室蘭市へ移住してきた。慣れない近所付き合い、母親同士の繋がりがあり身体が硬直(緊張)しているような感じがある。いつもこのように調子が悪くなると食欲がなくなり、フワフワとするめまいが出現する。本州で鍼灸を受けていた経緯があり1週間前に近くにある鍼灸院へ行ったが対応が思っていたよりも悪かった。そこでインターネットで検索して当院へ連絡をいただいた。
上記の症状に加え、肩こり・頸こりがあり腰痛もある。全身重だるく感じ、三歳の子供と遊ぶのが億劫に感じることが多くなったと言っていた。

施術とその後の経過

腹診をすると上腹部に緊張が見られ、圧すると嫌な感じが腰まで響いた。対応する腕のツボに鍼をすると和らいだ。次に頭にあった凝りを仙骨部にあるツボ・足にあるツボで緩めた。
施術が終わると冷えていた体幹部が温かくなったことから1回目の施術を終えた。

二診目、「大きな変化はないが身体が軽くなったのでやる気が出てきた」と言っていた。
肩甲骨の可動性にポイントを置いた。股関節にあるツボに鍼を加えると肩甲骨が動きやすくなり、施術中も寝てしまうほどであった。

三診目、「30分以上子供と遊び、立ち上がるときにめまいがやや起こる程度であります」と報告を受けた。施術は以前と同じように進めた。

四診目、五診目 これまで週1回の施術を10日に一回へと間隔を広げた。この頃には、肩こりが主訴になり上記の施術を施術に加え、手の甲にあるツボを加えた所施術後の緩まった感じが長持ちするようになった。「また、何かあったら来てください」と伝え施術を終えた。

主に使用したツボ・整体(活法)

四瀆RL、空髎L、水泉L、合谷L、地天L

考察と想い

慣れない環境が自分の弱い部位である胃腸を緊張させたことでめまいなどの全身症状が出てきたものと思われます。今回の症例のように多くの症状を抱えてても原因を絞ることでより的確にアプローチできました。具体的には胃腸機能を整えることで全身状態が良好となりました。また、肩甲骨の可動性が高まることで肩や首にかかる負担が減り早期に改善できたのも良かったと思います。

症例2 背中~ふくらはぎにかけてのおもだるさ・食欲不振・不眠

来院者

20代男性 会社員

来院日

平成30年1月

症状と来院理由

仕事を始めた頃、体長不良になり病院を受診し“自律神経失調症”の診断を受ける。

特に天気が悪くなると身体が重だるくなり仕事を早退してしまう。寝れてないせいか集中できず何に取り組むにもやる気が出ない。寝汗もかきやすく、変な夢を見て起きることがある。食欲もないので何とかして欲しいとホームページを見て連絡をいただいた。

自律神経失調症

施術とその後の経過

初診日

症状から肩甲骨をよく観察すると内縁に緊張点が見つかった。関連する肘のツボを使い緩めた。また、背中の緊張が消化機能を悪くしていることから関連する足のツボに鍼をしました。背中の緊張が取れていき施術中は寝てしまうほどリラックスしていた。

二診目(7日後)

前回よりだいぶ良いと言っていた。何となく食欲が出てきた。

ただ、2,3日前から身体の重だるさを感じるようになった。

 

首肩凝り感があり、それを解消する目的で治療を行った。

使ったツボは前回と変わらない。

 

三診目~五診目(週1回間隔)

治療効果が長続きし始めた6診目以降は2週間に1回。

現在は月に1回メンテナンスの治療が続いています。

 

食欲は人並みにあるし、お通じも良い。

夢など眠りに関する症状は特に訴えはない。(平成30年 6月追記)

主に使用したツボ・整体(活法)

曲池RL、太衝RL、百会、曲泉RL

大椎・身柱にお灸

考察と想い

ストレスに耐えることが出来ない身体が悲鳴を起こした。ストレスを受けると身体は何とか対応しようとしますが無意識に警戒態勢をとってしまいます。

すると腹部や背中など特異的な場所に緊張を生み全身症状を示していました。

鍼はこの緊張部位にするではなく連動する場所に行うので全身調整となり少ない鍼で大きな効果を生み出します。身体の不必要な緊張は癖となり増悪因子が重なることで症状を引き起こします。

食欲不振・不眠など薬では手が届かない部分は鍼灸が補填できると確信した症例であります。

症例1 あがり症・緊張すると背部に玉のような汗をかく

来院者

50代男性 会社社長

来院日

平成30年1月

症状と来院理由

来院したきっかけは、来院前日にスノーモービルで腰を痛めた。

低い姿勢を保ったためか遊び終わってから、腰痛になる。座って立ち上がるときに痛みを感じる。当院のホームページをみて来院。

 

腰痛治療を行っていくと“緊張すると背部に玉のような汗が出て…”と相談をいただいた。年末年始と繁忙期であり、ずっと気にしていたが治療している所がわからなかった。ホームページに鍼灸は自律神経失調症に効くことを見つけ今回の腰痛治療と同時に相談を受けたので治療を始めた。

自律神経失調症 あがり症 玉のような汗

施術とその後の経過

初診日

生活で動きが制限されると行動も出来ないので腰痛治療をメインにおこないました。

動きから仙骨の後傾制限が疑われ対応するツボに鍼をしました。また、脊柱起立筋にも強い緊張があったので大腿後面のツボを使い動きやすくなったところでこの日の治療は終了しました。

なお治療中、鍼灸も初めてと言う事もあり背部に玉のような汗を観察出来た。汗をかく場所を細かく見ていくと肩甲骨内縁に多い。この部に対応する肘のツボに鍼をすると少し残っていた腰痛がほぼなくなる。

二診目(4日後)

腰痛はほぼ感じなくなった。

汗の方はこの4日間会議等ストレスがかかることなかったので判断が難しい。

 

メンテナンス目的で腹部の緊張を解き、心身の状態を高める。

 

三診目(1週間後)

二診目以降、かばんにいつも着替えを入れていたが入れなくても済んでいる。

と報告をいただいた。

 

2診目と同じ内容で治療

 

腰痛や汗の問題も見当たらないためこの日で治療は終了しました。

主に使用したツボ・整体(活法)

曲池RL、六谿R、殷門R

身柱にお灸

考察と想い

汗を書きやすい場所をツボで判断し連動するツボで改善を図った症例。肩甲骨の緊張は骨盤の不具合が起因しているものと思われる。スノーモービルで痛めた腰の原因もこの骨盤の不具合が原因と考えることも出来る。

 

身体の不調は身体の過緊張が影響することを改めて認識することが出来ました。

 

 

 

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